コロナがこのまま第8波、9波と続くと、銀座の商業施設の田舎のイオン化が加速する。
そんなことになりかねないんじゃないかと感じるようになりました。
銀座の商業施設に100均が進出し、既存店が次々に撤退する。
こうした報道を少し前に観た方がおられると思います。
100均に、ユニクロに、JINSなど、田舎のイオンにはどこでも入るテナントが銀座に限らず、新宿でも、渋谷でも・・・。
投資家のみなさんは、WEB3.0やメタバースに目が行きがちで、コロナ禍でリアル店舗に起こる問題やそれを解決するすべにはあまり注目されることがありません。
どこでも同じ店しかない・・・。
そんなつまらない世界。このままだと加速しそうです。
あまり注目されませんけども、商業施設内のテナントのコロナ感染の影響は結構深刻です。
人手が足りずに、正社員のワンオペは当たり前。スタッフの半分感染とかも実際に起きていて、トイレにも行けないみたいなことが起こっています。
汚い話になりますが、第8波以降の商業施設では、従業員トイレにウンコが転がる事態がたびたび報告されています。
なぜウンコがトイレに転がる?わけわからんこと言うなと思われるかもしれませんが、理由は人員不足による影響で、スタッフがトイレに間に合わない。トイレのふたを開けたと同時に、便座に座る前にウンコが零れ落ち、便器以外にコロコロと転がるという状況だったんだと推測します。
これ冗談でもなんでもなく、リアルな現場です。
男性トイレを開くと、なんか香る。マスクしているから、自分の息がおやじ臭で臭くなったのかと思えば、そうではない。ウンコ漏らしたパンツがそのままゴミ箱に捨ててある。
先に述べたのは、女子トイレでの事案です。
1か月にこう何度もウンコ事件が起こる。
今までには発生していなかった事態です。
時を同じくして、店の閉店情報が続いて入ってもいます。
商業施設内のテナントは、大規模テナントならコロナで人員不足が発生しても、周辺店舗からのヘルプが入ります。
けれども、大規模でなけばそんなことはできないし、そもそもバイトのシフトが切り替わる合間の数時間の穴を埋めるために、フルにバイトを雇う無駄な出費はできない。そして、施設ルールがあり、入館申請や研修の関係で、スキマだけのバイトを調整することも難しい状況もあったりするんです。
だから、今いる人々が無理をする。
どんなに無理をしても、我慢の限界というものがあります。
それは時には、うんこを漏らすということもあれば、体調を崩す、メンタル不調になるなどの事態が発生します。
限界の先にある未来。
それはどれも最悪の結果です。
これテナントを運営する本体の問題で、本体の企業がどうにかすべきだろうという声もありますけども、本体が余力がなければ、現場がやるしかない。現場は、自分の働く場を守るために、限界に挑戦する。
限界に挑戦するのはアスリートだけじゃない。
それがコロナ禍の今であり、東京五輪がレガシーという名の負の遺産を残したように、
限界に挑戦する人々は、うんこ事件という黒歴史を残していくのです。
たぶん、この状況が続くと、ユニクロの独り勝ちです。
黒歴史となった遺物(パンツ)を捨て、新たなパンツを購入する需要が増加するからです。
まあ、パンツ需要の件は半分冗談ですけども、実際に起こっていることで、月に数件増加しているのは確かです。
ほんと田舎にあるイオンに行くと、近くの農地で飼っている牛などの牛糞の匂が風に乗って漂うことがありますけども、都内では人糞。こんなことになるとは思いませんでした。
私は、うんこ問題を解決するためではないですけども、テナントで働く人がちゃんと休憩が取れる、トイレにもいける、そんな従業員の悩みを解決するために、新たなサービスを現在提案開始いたしました。
PROTOCOLにも、この改善サービスで応募してみました。
たぶん、本田さんはうんこ問題とは無縁な世界で生きているから、こういうところには目を向けないと思うので、たぶん通らないでしょうが、別ではおそらく通ると思います。
アパレル系の人なら、私が書いたことを現場でのあるあるだと思うでしょうけども、著名なアパレルでも人員問題が深刻で、雑貨やギフト系もかなり厳しい状況です。特に若いスタッフが多いところが、感染による問題を出しており、統合、閉店の拡がりが今年も続いています。
このままだと、どの商業施設でも同じ店しかない。
あの店はどこ行ったの?
という状況が生まれてしまいます。