Published 18 Nov 2025

区分マンション投資の節税効果を最大化する方法【決定版】

区分マンション投資の節税効果を最大化する方法【決定版】

所得税・住民税の軽減から相続税対策まで、あらゆる角度からその効果を最大化するための具体的な方法を圧倒的な情報量と質で解説します。 最後まで読めば、あなたは区分マンション投資における節税の本質を理解し、自身の資産状況に最適な投資戦略を描けるようになるでしょう。

1,000万円以上の余裕資金を持つあなたへ。


将来への備えや資産形成を考えたとき、「区分マンション投資」は非常に有力な選択肢となります。


その魅力は、安定した家賃収入(インカムゲイン)だけでなく、絶大な節税効果にあります。


しかし、その仕組みを正しく理解し、戦略的に物件を選ばなければ、期待した効果は得られません。


それどころか、思わぬ損失を被る可能性すらあります。


この記事では、区分マンション投資がなぜこれほどまでに富裕層に支持されるのか、その節税のカラクリを徹底的に解剖します。


所得税・住民税の軽減から相続税対策まで、あらゆる角度からその効果を最大化するための具体的な方法を圧倒的な情報量と質で解説します。


最後まで読めば、あなたは区分マンション投資における節税の本質を理解し、自身の資産状況に最適な投資戦略を描けるようになるでしょう。


1. なぜ区分マンション投資は節税になるのか?4つの仕組みを徹底解説

区分マンション投資が節税につながる理由は、主に4つの税務上の仕組みを活用できる点にあります。


これらを組み合わせることで、合法的に課税対象となる所得を圧縮し、手元に残るキャッシュを最大化することが可能になります。

仕組み1:【最重要】減価償却費 ~お金が出ていかない経費~

不動産投資における節税の核となるのが「減価償却」です。


建物や設備は時間とともに価値が減少していくという考え方に基づき、その購入費用を法定耐用年数に応じて分割し、毎年経費として計上できる仕組みです。


最大のポイントは、減価償却費が「実際には現金の支出を伴わない経費」であるという点です。 


ローン返済や管理費とは異なり、帳簿上で経費として計上できるため、キャッシュフローを悪化させることなく所得を圧縮できるのです。

▼建物の構造別 法定耐用年数

構造

法定耐用年数

木造

22年

軽量鉄骨造(骨格材の厚み3mm以下)

19年

重量鉄骨造(骨格材の厚み4mm超)

34年

鉄筋コンクリート(RC)造

47年

出典: 国税庁「主な減価償却資産の耐用年数表」を基に作成


耐用年数が短いほど、1年あたりに計上できる減価償却費は大きくなり、短期的な節税効果が高まります。 


このため、節税を主目的とする場合、築古の木造物件などが有利になるケースがあります。

仕組み2:損益通算 ~不動産の赤字を給与所得と合算~

損益通算とは、不動産投資で生じた会計上の赤字を、給与所得や事業所得など他の黒字の所得と合算(相殺)できる制度です。


減価償却費をうまく活用して不動産所得を意図的に「会計上の赤字」にすることで、給与所得などから天引きされた所得税・住民税の一部が還付(返還)されるのです。

【損益通算のイメージ】

  • 給与所得(課税所得): 1,500万円

  • 不動産所得: ▲200万円(家賃収入等 - 経費 - 減価償却費)

  • 損益通算後の課税所得: 1,500万円 - 200万円 = 1,300万円


この例では、課税所得が200万円圧縮されたことにより、その分の所得税・住民税が軽減されます。 


日本の所得税は、所得が高いほど税率が上がる累進課税を採用しているため、年収が高い人(課税所得が多い人)ほど、損益通算による節税効果は絶大になります。


 一般的に、課税所得が900万円(年収目安1,200万円)を超える場合に大きな効果が期待できるとされています。

仕組み3:経費計上 ~事業に関わる支出は漏れなく~

区分マンション投資では、減価償却費以外にも様々な費用を経費として計上できます。


これらを漏れなく計上することが、節税の基本となります。

▼経費計上できる主な項目

区分

具体例

税金

固定資産税・都市計画税、不動産取得税、登録免許税、印紙税

ローン関連

ローン金利(建物部分)、ローン保証料、団体信用生命保険料

保険料

火災保険料、地震保険料

管理・運営費

管理会社への委託料、管理費、修繕積立金

修繕費

原状回復費用、設備の修理・交換費用

その他

税理士・司法書士への報酬、交通費、通信費、新聞図書費(情報収集費)



これらの経費を正確に帳簿に記録し、確定申告で計上することで、課税対象となる不動産所得をさらに圧縮できます。

仕組み4:相続税・贈与税対策 ~現金のままより評価額を圧縮~

区分マンションは、所得税・住民税だけでなく、相続税や贈与税の対策としても極めて有効です。


現金や預金は額面の100%が相続財産として評価されますが、不動産、特に賃貸用の区分マンションは、路線価や固定資産税評価額を基に評価されるため、時価(市場価格)よりも大幅に低い評価額になります。


  • 土地: 時価の約80%とされる「路線価」で評価

  • 建物: 時価の約50%~70%とされる「固定資産税評価額」で評価


さらに、その物件を第三者に賃貸している場合、「貸家建付地」として評価額がさらに15%~21%程度減額されます。


結果として、現金で1億円を持っている場合に比べ、1億円の区分マンションとして保有している方が、相続税評価額を3分の1以下に圧縮できるケースも珍しくありません。


また、一棟アパートなどと比べて1戸単位で所有できる区分マンションは、複数の相続人に「現物分割」しやすいというメリットもあります。 


これにより、遺産分割で揉める「争続」のリスクを低減できます。

【注意】2024年からの相続税評価額のルール変更

2024年1月1日以降、いわゆる「タワマン節税」のような市場価格と相続税評価額の乖離が著しい物件に対して、評価額を引き上げるルール改正が行われました。 


しかし、これは極端な節税スキームを是正するものであり、区分マンション投資本来の相続税圧縮効果が失われたわけではありません。


依然として有効な相続税対策であることに変わりはありません。


2. 【目的別】節税効果を最大化する物件選びの5つの鉄則

節税の仕組みを理解した上で、次に重要になるのが「どのような物件を選ぶか」です。目的によって最適な物件は異なります。


ここでは、節税効果を最大化するための物件選びの鉄則を5つ紹介します。

鉄則1:【最重要】「新築」ではなく「中古」を選ぶ

短期的な節税効果を最大化したいのであれば、断然「中古物件」が有利です。 


その理由は、減価償却の計算方法にあります。


中古物件、特に法定耐用年数を超えた物件の場合、簡便法という計算式を用いて、非常に短い期間で建物の購入費用を償却できます。


  • 法定耐用年数を超えた木造物件(築22年超): 4年間で償却可能

  • 法定耐用年数を超えたRC造物件(築47年超): 9年間で償却可能


例えば、建物価格2,000万円の築25年の木造アパートであれば、毎年500万円(2,000万円÷4年)という巨額の減価償却費を計上できます。


これにより、短期間で大きな「会計上の赤字」を作り出し、所得税・住民税の還付を狙うことが可能です。


一方、新築物件は耐用年数が長いため(RC造で47年)、年間の減価償却費は小さくなります。 そのため、短期的な節税インパクトは中古物件に劣ります。

鉄則2:「建物比率」が高い物件を狙う

減価償却の対象となるのは「建物」と「設備」のみで、「土地」は対象外です。 


したがって、同じ価格の物件でも、物件価格に占める「建物価格の割合(建物比率)」が高いほど、計上できる減価償却費は大きくなります。


一般的に、土地の価格が高い都心部の物件よりも、地方の物件の方が建物比率は高くなる傾向にあります。


また、売買契約時に売主との合意のもと、合理的な範囲で建物価格と土地価格の内訳を調整することも節税戦略の一つです。

鉄則3:建物の「構造」を戦略的に選ぶ

前述の通り、建物の構造によって法定耐用年数が異なります。


  • 短期集中で節税したい場合
    耐用年数が短い木造や軽量鉄骨造の中古物件が適しています。 短期間で大きな減価償却費を計上し、損益通算の効果を最大化します。

  • 長期間にわたり安定して節税したい場合
    耐用年数が長いRC(鉄筋コンクリート)造の物件が向いています。 減価償却費は毎年一定額を長期間にわたって計上できるため、安定した節税効果が期待できます。

鉄則4:節税目的でも「立地」を妥協しない

節税効果ばかりに目を奪われ、賃貸需要のないエリアの物件を選んでしまうのは本末転倒です。


空室が続けば家賃収入が得られず、キャッシュフローが悪化し、投資そのものが失敗に終わってしまいます。


  • 都心部・駅近: 物件価格は高いですが、賃貸需要が安定しており、空室リスクが低い。資産価値も維持しやすいため、出口戦略(売却)も立てやすい。

  • 地方・郊外: 利回りは高い傾向にありますが、人口減少や経済状況の変化による空室リスクや家賃下落リスクに注意が必要です。


あくまでも「不動産投資」であることを忘れず、長期的に安定した収益が見込める立地を選ぶことが、成功への絶対条件です。

鉄則5:「ワンルームマンション」から始める

不動産投資初心者や、まずは手堅く始めたいという方には、区分所有のワンルームマンションやコンパクトマンションがおすすめです。


一棟アパートやマンションに比べて比較的少額から始められ、管理の手間も少ないというメリットがあります。 


都心部の築浅物件であれば、安定した賃貸需要が見込めるため、節税と資産形成のバランスが良い投資が可能です。


3. 【シミュレーション】自己資金1,000万円で始める区分マンション投資

では、実際に区分マンション投資を始めた場合、どれくらいの節税効果があるのでしょうか。


具体的なモデルケースでシミュレーションしてみましょう。

▼モデルケース

  • 人物: 年収2,000万円(課税所得1,200万円)の会社員

  • 自己資金: 1,000万円

  • 購入物件: 東京都内・中古ワンルームマンション(築20年・RC造)

  • 物件価格: 3,500万円(土地1,500万円 / 建物2,000万円)

  • ローン: 2,500万円(金利2%、元利均等返済35年)

  • 家賃収入: 13万円/月(年間156万円)

  • 諸経費(年間): 35万円(管理費、修繕積立金、固定資産税など)

STEP1:減価償却費の計算

この物件は築20年のRC造なので、残りの耐用年数を計算します。


  • 計算式(中古): (法定耐用年数 - 経過年数) + (経過年数 × 20%)

  • (47年 - 20年) + (20年 × 20%) = 27年 + 4年 = 31年


年間の減価償却費は、

  • 建物価格 2,000万円 ÷ 耐用年数 31年 ≒ 64.5万円

STEP2:不動産所得の計算

  • 不動産所得 = 家賃収入 - 諸経費 - ローン金利(年間) - 減価償却費

  • ローン金利(初年度): 約49.5万円

  • 156万円 - 35万円 - 49.5万円 - 64.5万円 = 7万円


※初年度は不動産取得税などの経費がかかるため、実際には赤字になる可能性が高いですが、ここでは簡略化しています。仮に赤字が100万円出たとすると、年収500万円の人なら所得税が約10万円減る可能性があります。

STEP3:損益通算による節税額の計算

このシミュレーションでは不動産所得が黒字(7万円)のため、損益通算による還付はありません。


しかし、減価償却費(64.5万円)という現金の支出がない経費のおかげで、課税所得が大幅に圧縮されています。

もし減価償却がなければ、不動産所得は 7万円 + 64.5万円 = 71.5万円 となり、この分だけ税負担が増えてしまいます。

STEP4:年間キャッシュフローの計算

  • CF = (家賃収入 - 諸経費 - ローン返済額) + 税金の変動額

  • 年間ローン返済額: 約100万円(元本 約50.5万円 + 利息 約49.5万円)

  • 156万円 - 35万円 - 100万円 = 21万円


このケースでは、年間約21万円のプラスのキャッシュフローを生み出しながら、減価償却によって所得を圧縮し、将来の税負担を軽減できていることになります。


これが、区分マンション投資の「キャッシュフローは黒字、帳簿は赤字(またはそれに近い状態)」という理想的な状態です。

▼シミュレーション結果まとめ

項目

金額(年間)

備考

収入

家賃収入

156万円

13万円/月

支出

諸経費

35万円

管理費、固定資産税など

ローン返済額

100万円

元本50.5万円 + 金利49.5万円

年間キャッシュフロー

+21万円

手元に残る現金

税務上の計算

総収入金額

156万円


必要経費合計

149万円

諸経費(35) + 金利(49.5) + 減価償却(64.5)

不動産所得

+7万円

課税対象となる所得


※あくまで簡易的なシミュレーションであり、実際の数値は物件や個人の状況により異なります。


4. 危険!区分マンション投資の節税における3つの落とし穴と対策

高い節税効果が期待できる区分マンション投資ですが、注意すべき「落とし穴」も存在します。


これを知らずに始めると、思わぬ失敗につながる可能性があります。

落とし穴1:「節税ありき」の投資は失敗する

「節税になるから」という理由だけで、収益性の低い物件に手を出してしまうのは最も危険な失敗パターンです。


  • 高利回りだが空室リスクの高い地方物件

  • 相場より高値の新築ワンルームマンション


このような物件は、節税効果以上に家賃収入の減少や売却時の価格下落による損失が大きくなるリスクを孕んでいます。


あくまでも不動産投資の基本は、安定したインカムゲイン(家賃収入)将来的なキャピタルゲイン(売却益)です。


節税は、その副次的な効果と捉えるべきです。

【対策】

出口戦略(売却)まで見据え、資産価値が落ちにくい都心部など、賃貸需要が堅固なエリアの物件を選ぶことが重要です。

落とし穴2:減価償却終了後の「デッドクロス」

デッドクロスとは、年間のローン元金返済額が減価償却費を上回る状態のことです。


減価償却期間が終わると、帳簿上の経費が急激に減少し、不動産所得が黒字化します。


その結果、所得税・住民税の負担が急増するにもかかわらず、手元のキャッシュフローは変わらない(むしろローン返済が進むと元金割合が増え、経費計上できる利息が減るため悪化する)という現象が起こります。


特に、短期償却を狙った築古物件では、4~5年でデッドクロスを迎える可能性があり、注意が必要です。

【対策】

デッドクロスに陥る前に、以下の対策を検討しましょう。


  • 繰り上げ返済: ローン残債を減らし、月々の返済額を圧縮する。

  • 売却・買い換え: 利益が出ているうちに売却し、新たな物件に買い換えて再び減価償却効果を得る。

  • 新たな物件の購入: 別の物件を購入し、全体のポートフォリオで損益を調整する。

落とし穴3:確定申告の手間と税務調査のリスク

不動産投資を始めたら、会社員であっても確定申告が必須となります。


経費の計上や減価償却の計算など、専門的な知識が必要になる場面も少なくありません。


特に、損益通算を利用して大きな還付を受けると、税務署のチェックが厳しくなる可能性もゼロではありません。


経費の範囲や計上方法については、ルールを正しく理解しておく必要があります。

【対策】

  • 青色申告の活用: 事前に届出をすることで、最大65万円(事業的規模の場合)または10万円の特別控除が受けられる「青色申告」を利用しましょう。 ワンルームマンション1室からでも10万円控除の対象となります。

  • 税理士への相談: 複雑な税務処理や節税戦略については、不動産に強い税理士などの専門家に相談することを強く推奨します。 専門家への報酬も経費として計上できます。


5. まとめ:成功の鍵は「目的の明確化」と「専門家との連携」

この記事では、区分マンション投資が持つ節税効果の仕組みから、その効果を最大化するための具体的な物件選び、シミュレーション、そして注意すべき落とし穴まで、網羅的に解説しました。

【本記事のポイント】

  • 4つの節税の仕組み: 「減価償却」「損益通算」「経費計上」「相続税評価額の圧縮」を理解する。

  • 物件選びの鉄則: 短期的な節税なら「中古・木造・建物比率高」、長期安定なら「RC造」。いずれも「立地」が最重要。

  • 落とし穴への対策: 「節税ありき」を避け、「デッドクロス」に備え、「専門家」を活用する。


区分マンション投資は、1,000万円以上の資産を持つあなたが、インカムゲインを得ながら効果的に節税を行い、次世代に賢く資産を承継するための極めて強力なツールです。


成功の鍵は、あなたが「短期的な所得税還付を狙うのか」「長期的な資産形成と安定した節税を目指すのか」という目的を明確にすること。


そして、その目的達成のために、信頼できる不動産会社や税理士、弁護士といったプロフェッショナルとパートナーシップを組むことです。


まずはこの記事で得た知識を元に、自身の資産状況とライフプランを照らし合わせ、あなたにとって最適な「区分マンション投資」の第一歩を踏み出してください。


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