Published 27 Sep 2022

世界的アーティストのJ Balvinが、メンタルヘルスアプリ「OYE」を発表

世界的アーティストのJ Balvinが、メンタルヘルスアプリ「OYE」を発表

世界的なレゲトンアーティストのJ・バルヴィンがメンタルウェルネスアプリ「OYE」を立ち上げたことを発表した。

J・バルヴィンはこれまでもソーシャルメディアや2020年のドキュメンタリー『The Boy from Medellín』で、不安やうつ、自殺願望との自身の闘いを公開し、メンタルヘルスにおいて積極的に活動してきた。

OYEは、Latineコミュニティのために作られた英語とスペイン語に対応したクリエイティブ・ウェルネス・アプリで、不安、うつ、危機管理、グリーフサポート、及びそれらに関する対処スキルなどのメンタルヘルス問題について学ぶための学習リソースを提供する。

また、毎日の感情チェックインツールや100種類の感情にもとづいた共有可能なジェネレーティブアートなどをユーザーに提供し、ユーザーは、自分の感情をより深く理解するためのガイド付きトレーニングなど、クリエイティブなウェルネスエクササイズを行うことができる。


OYEを発案したのはチーフ・ドリーム・オフィサーを務めるJ・バルヴィンで、クリエイティビティ、コンテンツ、コミュニティをウェルネスのためのツールとして活用することで、ラテンアメリカのコミュニティにおけるメンタルヘルスアウェアネスのギャップを埋めることを目的としている。

また、OYEはプレシードラウンドとして、MasterClassとOutlier.orgの共同創業者であるAaron Rasmussen氏、Collab Fund、17Sigma、Expa、GreyMatter、Propeller Ventures、Gaingels、Alley Corp CEOのKevin Ryan、元 Amazon役員のJeff Wilke、Future Ventures共同創業者のMaryanna Saenko、Coursera CEOのJeff Maggioncaldaなどから、410万ドルの資金調達を実施した。

この資金は、コンテンツのさらなる開発、マーケティングの強化、ユーザーからのフィードバックに基づくアプリのアップグレード、B2Bサービスの推進に充てられる予定とのことである。

J・バルヴィンはTechCrunchのインタビューで、以下のように語っている。

「これは私の最大の夢の1つです。私も他の人と同じように人間なので、メンタルヘルスを手掛かりとして世界をよりよくする使命があると感じています」