Published 27 Sep 2022

空飛ぶクルマを開発する「SkyDrive」が、96億円の資金調達を実施

空飛ぶクルマを開発する「SkyDrive」が、96億円の資金調達を実施

2022年9月26日(月)、「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(以下、SkyDrive)は、シリーズCラウンドにおいて総額96億円の資金調達を実施したことを発表した。

SkyDriveは、「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立、「空飛ぶクルマ」及び「物流ドローン」を開発している。「空飛ぶクルマ」の開発においては、国内で唯一、公開有人飛行試験を実現し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与している。「空飛ぶクルマ」は、現在2人乗りの機体を開発中、2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を目指しているという。30kgの荷物を運搬可能な「物流ドローン」は、山間部を中心とした作業現場で活用されている。

SkyDriveは、2022年9月26日(月)、SCSK株式会社、関西電力株式会社、近鉄グループホールディングス株式会社、スズキ株式会社、損害保険ジャパン株式会社、東京海上ホールディングス株式会社、豊田鉃工株式会社、日本化薬株式会社、日本発条株式会社、ペガサス・テック・ベンチャーズ、三井住友信託銀行株式会社、株式会社三菱UFJ銀行の13社を引受先とした第三者割当増資及び銀行融資によりシリーズCラウンドにおいて総額96億円の資金調達を実施したことを発表した。同社の累計調達額は約147億円となる。

SkyDriveは、今回の調達により事業基盤、経営基盤を強化する事で、「空飛ぶクルマ」と「物流ドローン」のメーカーとして、機体開発、事業推進と中長期的な成長を加速するという。同社代表取締役CEOの福澤知浩氏は以下のように語る。

「2年前のラウンドBの資金調達完了以降、世界ではエアモビリティやビジネスドローンを中心とした新しい空のモビリティの本格的実現に向けた動きが加速し、当社としてもカーゴドローン事業の本格開始、商用機「SD-05」の開発推進などをしてまいりました。今回、新たな資金調達と、事業で密接に関わる方々との資本提携を発表させていただくことになり、大変感謝しております。
関西電力株式会社・近鉄グループホールディングス株式会社・りそなグループとは、関西エリアを中心に事業開始に向けた様々な議論をさせていただいています。ソフトウェア開発ではSCSK株式会社と連携させていただき、スズキ株式会社とは量産やインド・アジア地区地域での販売の可能性を共創させていただいております。損害保険ジャパン株式会社・東京海上ホールディングス株式会社とは、安全安心を担保するための保険の検討を推進中、豊田鉃工株式会社・日本化薬株式会社・日本発条株式会社には部品を中心にモビリティ全体の開発でご協力いただいています。ファイナンスの分野では、三井住友信託銀行株式会社・株式会社三菱UFJ銀行にご支援いただき、ペガサス・テック・ベンチャーズには世界と日本をつなぐVCとしてお世話になっております。
まずは物流ドローンによる危険で大変な作業のサポート、そして2025年のエアモビリティのサービス開始を通じて、モノや人が自由に空を移動する世界を作って参ります」


SkyDriveの会社概要はこちら
https://protocol.ooo/companies/skydrive