Published 04 Oct 2022

SaaS企業の課金フローを自動化する「Zenskar」が、350万ドルの資金調達を実施

SaaS企業の課金フローを自動化する「Zenskar」が、350万ドルの資金調達を実施

SaaS企業の請求書ワークフローの自動化を提供するスタートアップ、Zenskarがシードラウンドで350万ドルの資金調達を実施したことを発表した。

ニューヨークとバンガロールに本社を置くZenskar社は、SaaS企業が複雑な料金プラン(使用量ベースの価格設定、サブスクリプション、割引、クレジット、カスタム通貨、プリペイド払い、ランプ案件など)の請求書を作成するためのプラットフォームを構築している。競合他社との決定的な違いは、ノーコード・ローコードで構築できることだと創業者のBansal氏は語っている。

Zenskarは、今回の資金をエンジニアのチーム拡大に充てる予定とのことである。また、SaaS型課金にとどまらず、通信、運輸、IoT、メディアなどの分野の企業に、会計の自動化、支払いの円滑化、分析機能を提供するソリューションをもたらすことを目指す。

今回のZenskarのシードラウンドをリードしたのはグローバルなVCであるBessenmer Venture Partnersで、Shine Capital、Basecamp Fund、Convergeが参加した。Bessemer Venture PartnersのパートナーAnant Vidur Puri氏は今回の投資にあたり以下のように述べている。

「我々は、SaaS企業向けQTC(見積もりから入金までの)ツールを根本的に破壊することを目指すZenskar社と連携できることを嬉しく思います。我々は、Zenskarが顧客のペインポイントを深く理解し、革新的で柔軟なソフトウェアを提供する第一原理のDNAを持つことに感銘を受けました」