株式会社パンダビジョンの佐野です。
日本のクリエイターって安い報酬が当たり前になっている現状があるのではないかと思っています。
日本のクリエイターのヤバイ状況
僕は小さい頃から漫画やアニメ、ゲームが好きでした。大人になってからも日本がサブカルチャーの領域では世界のトップランナーだと疑うことはありませんでした。
しかし、最近になって日本のクリエイターがいかに厳しい状況か知りました。
アニメやゲーム業界「日本人は安くて助かります」その由々しき事態 NEWSポストセブン
「日本人なら中国人の3分の1で済む」アニメ制作で進む"日中逆転"の深刻さ PRESIDENT ONLINE
これって、シンプルにやばくないですか????
中国や欧米諸国に比べて、クリエイターは安い報酬や長時間労働などの「やりがい搾取」が当たり前になっています。当然、プロのクリエイターとしてキャリアを継続的に積みスキルを上げていくことは難しくなります。
日本のクリエイターを救いたい
いつの間にか、日本のクリエイターたちは夢を追いかけることが難しくなってきているのではないでしょうか。
原因としては、日本の長期に及ぶ経済の低迷。そして、昔ながらの職人的な価値観で若いクリエイターは安く使って当たり前といった価値観があるのではないかと思います。
詳しくは別の機会にまとめますが、僕が代表をしている株式会社パンダビジョンでは、才能と野心のあるクリエイターと共に海外挑戦したりNFT/Web3.0といったテクノロジーの領域にチャレンジしたいと思っています。
そこで、クリエイター様にアンケートをお願いしています。
1. クリエイターのジャンルについて
現時点ではイラストレーターさんが中心となっています。
2. クリエイターとしての経験・期間
アンケートにご参加いただいた方は、経験10年以上の方もいて、ざっくりの中央値は5年ぐらいです。
3. 現在のクリエイターとしての収入について
ズバリ現在の収入について聞いてみました。圧倒的に安い=収入が低いと感じている人が多いです。もちろんスキルや経験、ジャンルによって変わってくるものだとも思います。
3. クライアントワークの報酬について
クリエイターとしていわゆる「案件」=クライアントワークの報酬についても聞いてみました。安いか満足しているかで言うと、微妙なところではありますが、全体的には安いと感じている人が多いのではないでしょうか?
そもそも、良い案件が少ないと言う状況も考えられます。
4. 海外向けアート制作について
例:海外ファンの多いプラットフォームへの投稿や海外企業の案件受注など
海外への関心を聞いてみると、思った以上に興味を持ってくださる方が多かったです。こう言う考え方は、僕個人としてはとても良いと思っています。
5. NFTの経験について
このアンケートでは、「NFTアートをやる予定はない」という質問も用意していましたが、選択した人はいませんでした。回答者の全員がNFTの経験があるか、今後やる予定があるか、検討していると言う状況です。
実際に個々の皆様のコメントを見ると、NFTに挑戦することに対して不安点などもありました。
6. クリエイタープロダクションについて
クリエイタープロダクションとは、マネジメントや案件の営業、著作権の管理などをする会社や団体とざっくり説明します。当社もクリエイタープロダクションを今後作る予定です。ただ、既存のものとは違うよりフラットな組織をイメージしています。
結果として、思ったより多くの方が興味を持っています。
終わりに
まだ、アンケートの途中ではありますので「結論」と言う形ではまとめませんが、日本のクリエイターはその才能や野心に見合ったチャンスを得られていないと感じています。
プロスポーツなどと同じで、才能を磨き続けなければ生き残れない厳しい世界です。しかし、まずは打席に立てるような環境づくりが大事なのではないかと思います。やりがい搾取が続く日本だけでなく、広く海外に視野を持つことやNFTなどのテクノロジー分野へのチャレンジによって道が開ける方がきっといると思っています。
そのお手伝いができればと思っています。
クリエイタープロダクション「MOEMO」の準備サイトはこちらです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
会社名:株式会社パンダビジョン
代表取締役:佐野篤
設立日: 2019年6月3日
所在地:東京都渋谷区代々木
コーポレートサイト:https://panda-vision.co.jp/
お問い合わせ:info@panda-vision.co.jp