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PROTOCOLと大阪府の公民連携で、SDGsに挑むサミット「PRO Summit: Osaka」を開催

PROTOCOLと大阪府の公民連携で、SDGsに挑むサミット「PRO Summit: Osaka」を開催

2021.12.28

日本中・世界中の起業家と投資家を繋ぐグローバルプラットフォーム「PROTOCOL」を運営する株式会社PROTOCOLは、2021年12月23日(木)に、「大阪府」及び「OSAKA MEIKAN実行委員会」と共同で、ソーシャルスタートアップと共にSDGsに挑むサミット「PRO Summit: Osaka」を開催いたしました。 本記事では、ご登壇された5社の「ソーシャルスタートアップ」のご紹介と併せて、イベントの概要と様子をレポートとしてまとめさせていただきます。

開催概要

PROTOCOLが主宰する「PRO Summit」は、世界中の都市と共に「ソーシャルスタートアップ」をサポートするグローバルイベントです。「持続可能な未来を担うグローバルテクノロジーカンパニーになる」をビジョンに掲げる「PROTOCOL」が、世界中の都市と力を合わて、社会課題に挑む「ソーシャルスタートアップ」をサポートし、彼ら・彼女らのイノベーションを通して経済と社会が相互に発展し続ける持続可能な未来を目指します。

初代開催都市として、2025年に「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」を目的に万博を開催するなど、世界の先頭に立ってSDGsの達成を目指す「大阪」を迎え、「大阪府」及び「OSAKA MEIKAN(大阪府及び府内43市町村のオール大阪の公民連携プラットフォーム)」と共同で「PRO Summit: Osaka」を、2021年12月23日(木)に開催いたしました。

PRO Summit: Osaka 特設サイト:https://prosummit.protocol.ooo/osaka

当日は、運営による厳正なる審査を通過された5社の「SDGsに挑むソーシャルスタートアップ」の起業家の方々にご登壇していただき、大阪府及び府内43市町村、大阪の投資家・企業・団体に対して、事業内容と大阪府への提案をピッチしていただきました。


共催:株式会社PROTOCOL、大阪府、OSAKA MEIKAN実行委員会

後援:経済産業省 近畿経済産業局

協力:株式会社プロディライト

登壇者:

1. 株式会社otta 代表取締役 山本文和

2. 株式会社3sunny 代表取締役 志水文人

3. 株式会社SIRC 代表取締役 高橋真理子

4. 株式会社プラスロボ 代表取締役 鈴木亮平

5. WED株式会社 CRO 山口喬志

視聴者(一部紹介):大阪市、豊中市、東大阪市、関西大学、凸版印刷、Google、日刊工業社、公共財団法人 大阪産業局、一般社団法人 関西経済同好会



イベントハイライト

まず始めに、株式会社PROTOCOL、大阪府、近畿経済産業局の代表者より、大阪とスタートアップに向けての熱いメッセージを頂いた上で、5名の起業家によるピッチがスタートしました。

大阪府公民戦略連携デスク チーフプロデューサー 元木 一典 氏

「大阪府では、企業・大学のみなさまと手を携え、さまざまな社会課題の解決を図る『公民連携』に積極的に取り組んでおり、我々、『公民戦略連携デスク』は、大阪府の公民連携についてのワンストップ窓口となる専任組織です。デスクでは、企業・大学の皆様との対話から、公民連携による社会課題解決の取り組みや、2025年大阪・関西万博と、その先の将来を見据え、SDGsの達成される大阪、そして、成長する大阪の実現に向け、取り組みを進めています。大阪府としましても、本日の事業を契機に、登壇5社の皆様、ご視聴いただいている投資家、企業の皆様とのパートナーシップで、さらなるSDGsの推進につながることと期待しております。」


近畿経済産業局 産業部 産業部長 坂野 聡 氏

「関西では、特にこの2年ほどの間に、イノベーションのネットワークが数多く生まれ、地域をあげてスタートアップを応援する流れが急加速したように見えます。昨年7月には、内閣府の「スタートアップエコシステム拠点都市」に京阪神が一体で選定されたこともその要因の1つだと考えます。現在、京阪神では、スタートアップの成長を加速化するアクセラレーションプログラムや、支援者と繋がるピッチイベント等の取組が活発化しています。当局では、全国・世界へはばたく有望なスタートアップを『J-Startup KANSAI』として、計41社を選定し、支援者とともに飛躍に向けた様々な支援を行っているところです。一方で、現状では、有力なスタートアップやベンチャーキャピタル、優秀な経営人材など、エコシステムの形成に必要な要素は、東京に一極集中しています。その状況を打開するため、今以上に関西のスタートアップへの投資資金や経営人材を呼び込む必要があります。本日の事業は、世界中の投資家や経営人材とのネットワークをもつ株式会社PROTOCOLと大阪府が連携し、『ソーシャルスタートアップ』をサポートするグローバルイベントであり、この事業をきっかけに、視聴者の皆様とご登壇のスタートアップ企業が繋がり、イノベーションが誘発されることで、大阪がSDGs先進都市となることを願っております。」


株式会社PROTOCOL 会長 本田 圭佑 氏

「今日のPRO Summit:Osakaは、僕が生まれ育った大阪を起点に世界の共通目標でもあるSDGsの達成に向けて、5名の起業家から自分たちのビジョンを話してくれます。非常に有意義で、もしかしたらここから世界を変える、そして世界の目標を達成する・実現する会社が生まれてくるのかなという風に思います。僕は今日そちらに行けないことが残念ですけれども、大阪は皆さんもご存じの通り、すごく勢いのある人たちがすごいスピードで皆さんをサポートしてくれることだろうと思っていますし、僕自身もできることをやっていきたいと思っています。今日を機会に本当に大きなことを成し遂げていただければと、社会のためになるようなことを実現していただければと思っています。頑張ってください。またお会いできる日を楽しみにしています。」

登壇1社目 株式会社otta




会社情報

https://protocol.ooo/companies/otta

事業内容

株式会社ottaは、「誰もが安心して暮らせる“スマート見守りシティ“をつくる」をミッションに、IoTを活用したタウンセキュリティ「スマート見守りプラットフォーム」を開発・運営しているスタートアップです。福岡・大阪・東京を中心とした16地域でのサービス導入実績を持っています。

提案内容

日本で一番安全な都道府県を目指して、大阪府内の43市町村の全てで、見守りサービスの導入を行いたい

Q&A (抜粋)

1. 導入の障壁となる課題は?


自治体の予算を使わずに導入が可能であるため、最終的な導入への障壁は無いと思っている。ただ、各自治体内の教育委員会・生活安全課・高齢福祉課・企画政策課などでビジョンを共有をした上で初めて導入となるので、自治体内で横串での連携が可能かどうかといったスピード感の差が、全域導入における課題だと認識している。


2. 2019年から2021年にかけてユーザーが急拡大した背景は?


大きな要因は、2019年に政令指定都市である福岡市での全域導入が決まったこと。そこを起点に導入自治体が拡大していき、ユーザーが増加した。

3. サービス導入の具体的な流れは?


一般的には、行政とビジョンや理念を共有し、2-3ヶ月かけて公聴会やPTAの集会にてサービス説明を行った上で、ひと月あたり約3校のペースで導入されていくという流れとなっている。





登壇2社目 株式会社3sunny




会社情報

https://protocol.ooo/companies/3sunny

事業内容

株式会社3Sunnyは、「医療介護のあらゆるシーンを、技術と仕組みで支え続ける」をミッションに、医療機関・介護施設向け業務支援SaaS「CAREBOOK(ケアブック)」を開発・提供しているスタートアップです。全国8000病院のうち、400病院にて既にサービス導入実績を持っています。

提案内容

1. 大阪市立総合病院センターと大阪急性期・総合医療センターのご担当者様とお話しする機会を頂きたい

2. 大阪の病院の圧倒的なサービス導入を起点にして、世界に誇れる医療介護の情報プラットフォーム構築を大阪の皆様と実現していきたい

Q&A (抜粋)

1. 競合との差別化ポイントは?


一番の差別化は、大規模な病院への導入シェアだと考えている。これまでの地域連携システムは、ほぼ病院に導入されていないため、介護施設や診療所にとっては片手落ちであったが、そうした課題をクリアしている。


2. 事業立ち上げの原体験は?


父の入院した時にリハビリ施設への転移が円滑でなかったことをきっかけに、病院側の退院業務の大変さと適切な施設紹介の難しさを目の当たりにし、自分がこの課題を解決しようと思い、立ち上げた。

3. コロナ前とコロナ後で、事業やサービスなどに変化はあったか?


変化があった。具体的には、第一波のタイミングで、大病院が電話・FAX対応の嵐に飲まれて、代表電話が繋がらない状況に陥ったことをきっかけに、多くの病院から脱電話・FAXの声が高まり、サービス需要が高まった。




登壇3社目 株式会社SIRC




会社情報

https://sirc.co.jp/

事業内容

株式会社SIRCは、磁性薄膜を活用したセンサモジュール「SIRCデバイス」を活用したIoTソリューション及びAIエッジコンピューティングソリューションを提供する、大阪市立大学発のスタートアップです。

提案内容

1. イノベーション都市・大阪に向けて世界中の投資家と起業家を誘致する活動をしていただきたい

2. 大阪にSDGs特化のファンドを設立してほしい

3. 大阪市立大学が特許を現物出資できるよう法改正をしてほしい

Q&A (抜粋)

1. 府民や市民が活用できるようなサービスは提供しているのか?


直接的にBtoCでの価値提供は行っていないが、電力会社やガス会社との共同でのサービス化を目指しているので、脱炭素に向けた電力の個別制御や可視化などの形で、関係・協力機関を通じて間接的に提供していこうと考えている。


2. どういった課題を抱えた方々に向けてサービス提供をしているのか?


事業化しているアナログDX事業においては、製造業の現場で最小限の人数で運営しないといけないという課題を持つ方々に向けて、遠隔での稼働状況の可視化やメンテナンスの効率化をする解決策を提供している。

3. 今度どのような形で世界への進出を考えているのか?


アナログDXでは、日本のみならず世界各国でデジタル化されていない古い工場向けにサービス提案をできると思っている。脱炭素DXでは、電力センサーの特許技術を保有しているので、どのタイミングでも平行的に世界展開できるように進めている。




登壇4社目 株式会社プラスロボ





会社情報

https://protocol.ooo/companies/plusrobo

事業内容

株式会社プラスロボは、介護福祉領域に関わる人(関係人口)を増やすことを目的に、介護福祉特化のお手伝いプラットフォーム「Sketter(スケッター)」を運営するスタートアップです。2019年のサービス開始以来、右肩上がりでユーザー数を拡大させています。

提案内容

1. 大阪の介護施設に向けた広報の協力

2. 学生の地域活動を促進することを目的とした大阪の高校・大学との連携

3. 大阪の社会福祉協議会・自治体の福祉系業務でのスケッター活用

Q&A (抜粋)

1. 対象としているターゲットの年齢層はどれくらいか?


全員参加型がコンセプトなので、ターゲットは限定していないが、若い世代の職場体験のようなニーズが明確化してきているので、学生のうちから介護や福祉が身近になるように意識的に広報活動などに取り組みたいと思っている。


2. 介護・福祉施設とスケッター(お手伝い)とのミスマッチを防ぐために実施している取り組みは何か?


互いの5段階での評価システムや介護事業所が自らが特徴や文化を発信できる仕組みを構築しているため、思想への共感といったソフト面での理解などから適切なマッチングが促進されている。

3. 大阪府単位でサービスを実現するためには、どういったことが必要なのか?


近畿エリアではスケッターは500人ほど登録しているが、営業活動をしているのが東京中心なので、施設からの案件が出ればマッチングはできるという状況。そのため大阪の大学や高校との連携を通じて、マッチングを加速していきたい。





登壇5社目 WED株式会社




会社情報

https://protocol.ooo/companies/wed-7c878acb-69bc-45dc-a288-0f37cc2479a2

事業内容

WED株式会社は、“あたりまえを超える“をミッションに、レシート買取アプリ「ONE」やOCR技術を用いた売上管理ツール「Zero」を提供するスタートアップです。インストール数280万人、App storeランキング1位を獲得するなどのサービス実績があります。

提案内容

1. 大阪の介護施設に向けた広報の協力

2. 学生の地域活動を促進することを目的とした大阪の高校・大学との連携

3. 大阪の社会福祉協議会・自治体の福祉系業務でのスケッター活用

Q&A (抜粋)

1. フードロス削減に向けた具体的な取り組みはどのようなものか?


飲食店は特定の時間帯にシールを貼ってタイムセールを行うが、人件費や時間がかかってしまうという課題を抱えている。そこで、ONEのアプリを通じて、特定の時間に特定の商品が自動的に値引きすることができる仕組みを提供している。


2. ユーザーへのキャッシュバックはどのように行うのか?


アプリ内のウォレットに残高が溜まっていくようになっている。また、本人確認をした上で、特定の口座への出金や店舗で利用可能なEギフトへの交換ができるようになっている。

3. どのようなチャネルから具体的にユーザーを獲得していったのか?


新規ダウンロードのためにコストをかけてはいるが、今年8月くらいから朝の情報番組などの様々なメディアに露出したことで、その度に大幅にユーザーを獲得できている。




最後に、大阪府 公民戦略連携デスク エグゼクティブディレクター 吉澤正登氏から、各登壇スタートアップとの今後の連携や大阪府の政策の方向性についてのメッセージを頂いた上で、ピッチが終了しました。




「PROTOCOL様には、本事業への応募企業様の審査や開催までの準備、運営に多大なるご尽力をいただき感謝申し上げますとともに、御社が日本をはじめとする世界中のスタートアップの起業家・投資家のためのグローバルプラットフォームとして、日本にとどまらず世界視野で成長される企業だと改めて確信いたしました。今回のPRO Summit:Osakaは我々、大阪府と御社との強いパートナーシップの始まりの日だと考えておりますので引き続き、よろしくお願い申し上げます。今、大阪はコロナ禍の影響も受け、ニューノーマルな社会様式、そして複雑多岐にわたる府民サービスへのニーズに対応するべく、ソーシャルスタートアップの皆様とのパートナーシップに基づく、公民連携に大きな機運を高めています。この大阪府の政策の方向性と、PROTOCOL様、そして本日ご登壇の起業家の皆様の事業の方向性はまさしく合致しています。本日のご発表内容からいくつかの市町村様との連携イメージも浮かび、また皆様とSDGsの達成をはじめ、大阪の経済成長に繋がる公民連携が実現できることに大きな期待を持ちました。大阪府としましても、本日の事業を契機に、登壇5社の皆様、ご視聴いただいている投資家、企業、自治体の皆様とのパートナーシップを強固にし、さらに取り組みを推進して参ります。」


総括

今回のPRO Summit: Osakaは、行政・起業家・投資家・団体といった幅広いステークホルダーの皆様にご参加いただき、多分野におけるご提案と多方面からの意見交換によって、大阪とソーシャルスタートアップの公民連携を実現する上での、非常に意義深い時間となりました。

ご登壇スタートアップ5社は、株式会社ottaが「安全・安心」、株式会社3sunnyが「医療・福祉」、株式会社SIRCが「脱炭素・DX」、株式会社プラスロボが「介護・働き方改革」、WED株式会社が「地域経済活性化」をテーマに、大阪を起点としたSDGsの達成に取り組まれています。

5社との事業連携や投資にご興味をお持ちいただいた方は、下記までご連絡ください。

登壇1社目 株式会社otta:https://protocol.ooo/companies/otta

登壇2社目 株式会社3sunny:https://protocol.ooo/companies/3sunny

登壇3社目 株式会社SIRC:takahashi@sirc.co.jp

登壇4社目 株式会社プラスロボ:https://protocol.ooo/companies/plusrobo

登壇5社目 WED株式会社:https://protocol.ooo/companies/wed-7c878acb-69bc-45dc-a288-0f37cc2479a2

イベント関連リンク

PRO Summit: Osaka 特設サイト:https://prosummit.protocol.ooo/osaka

PROTOCOL プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000083090.html

大阪府 プレスリリース:https://osakameikan.news/news/1223_pro_summit_osaka/

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