Published 29 Sep 2022

連続起業家が創業した「goooods」が、シードラウンドで5.4億円の資金調達を実施

連続起業家が創業した「goooods」が、シードラウンドで5.4億円の資金調達を実施

2022年9月28日(水)、連続起業家が創業したgoooods株式会社(以下、goooods)は、シードラウンドで5億4000万円の資金調達を実施したことを発表した。

goooods(グッズ)は、成長意欲の強いスモールブランドを取り巻くB2B取引の課題を解決するプロダクトを開発・運営するスタートアップだ。取引先発見・与信管理・債権回収をall-in-oneで行う次世代型B2Bコマースプラットフォームを構築するという。スマートフォン動画広告プラットフォームを創業しLINEに70億円で売却した菅野圭介氏と松本大介氏、Googleでアジア太平洋地域責任者を務めた埜々内進ルイ氏、GREEでリードエンジニアを務めた佐藤喬之の4名が創業メンバーとして集い、2021年10月にgoooodsを創業した。

ECプラットフォームの普及により、誰でも自身のブランドを立ち上げ、オンライン販売することが容易な環境が整ってきたが、一方で、スモールブランドがB2B取引を広げる際には幅広く難しい問題を含む。goooodsは、卸売(B2B2C)の市場における取引プロセスやデータは未だ構造化されておらず、すでにデジタル広告など他分野において活用方法が成熟している機械学習技術を応用することでその生産性を大きく引き上げることができると考えている。これにより、成長しようとするスモールブランドにとって障壁になり得た従来の商習慣を刷新し、B2B取引に参加できるブランドを大幅に増やしていくという。


goooodsは、2022年9月28日(水)、XTech Ventures、Incubate Fund US、Vela Partnersら、日米の投資家およびエンジェル投資家より、シードラウンドで5億4000万円の資金調達を実施したことを発表した。同社は創業以来、自己資金でプロダクトの開発を続けてきたが、ミッションとして描く「Everyone, entrepreneur」の世界を実現するため、今回、創業後初めてのシードファイナンスラウンドとして経験豊富で強力な日米の投資家より出資を受けた。この資金を活用し、創業メンバーを募りながらプロダクトの正式リリースと急速な成長を実現するという。Incubate Fund USの創業者兼代表パートナーの野津一樹氏は以下のように語る。

「菅野さんとは10年前からGoogleの同じチームで働いた経験があり、当初からトップパフォーマーでした。Google卒業後、FIVEを創業、LINEによる買収後、事業を引っ張る彼の成長は目を見張るばかりで、またその視座の高さにいつも感銘を受けておりました。数年アイディアの壁打ちしていたのですが、ここにgoooodsという菅野さんの強い想いとマーケットの交差点の集大成と言えるビジネスを立ち上げることができ、またそれを支援させて頂けることに無常の喜びを感じております。
USにはFaireという時価総額にして2兆円弱にもなるSequioaの肝煎りと言える先行事例があるのですが、goooodsは、Faireを凌ぐGame changingな展開が計画されており、また日本に留まらない大きなポテンシャルを感じております。チームの皆さんとは何度かミーティングをさせて頂きましたが、海外でも類を見ないほど優秀なチームであることばかりか、温かい雰囲気を持ったチームです。このチームならより良い世界を一緒に築けると確信しております」


goooodsの会社概要はこちら
https://protocol.ooo/companies/goooods