きっかけは高1から高2にかけての春休みのこと、毎週金曜は家族でイオンに行くのだが、イオンの本屋でお父さんが「メモの魔力」を自分に勧めてきてからだ。

「なぜ映画を撮りたいか」や「なぜ音楽を作りたいか」などのnoteに書いたように自分から生み出されたものは全て愛おしい。そして自分は超・保存主義になり必然的にメモ魔になる。つまり「メモの魔力」を読む以前からメモは生活の一部だった。だから、「メモの魔力」というタイトルを見てこれは自分にとって必要なものなのかな。自分はメモがどれほど魔力を持っているかは身をもって経験してる。そう思いつつもその本から興味を逸らせなかった。こういう時に思うことが、人は全く知らないものよりも既に知ってると思っているものの方に神経がどうしても向いてしまう。これは「人の知識はや好奇心のメカニズムは球体で説明がつく」で解説している。自分はメモの魔力を知っているつもりでいたが、「メモの魔力」に何が書いてあるかは知らない。ゆえに興味は俄然湧くばかり。

読んでいくと、そこには著者の前田裕二さんの生い立ちやメモを活用してショールームのアイデアを生み出したところなど興味深い題材だった。僕の読書スピードは加速していく。そして僕はメモの魔力で描かれてあるメソッドで色々なものを研究していった。見た映画や自分が普段不思議に思っていることの考察。そうしていくうちにビジネスアイデア、テクノロジーに関するアイデアがどんどん出てきた。

きっかけはそんなもん。自分の中に一つそのジャンルの中でアイデアが生まれると、あとは好奇心に任せて行動したりするだけ。そうしていくと、日々の中にみる視点がビジネスという観点で一つ発生する。アイデアは溜まる。それらを愛おしく思う。だから事業を起こしたい。