Published 08 Sep 2022

日本発の空飛ぶバイクを開発する「A.L.I.」が、子会社をNASDAQに上場

日本発の空飛ぶバイクを開発する「A.L.I.」が、子会社をNASDAQに上場

2022年9月8日(木)、エアーモビリティスタートアップの株式会社A.L.I.Technologies(以下、A.L.I.)は、同社の米国法人であるAERWINS Technologies Inc(以下、AERWINS)がNASDAQ証券取引所へ上場することを発表した。

A.L.I.は、「空中域(地面と空のあいだ、人の生活範囲の空中)から社会の仕組みを変えていく」をビジョンに2016年に創業された日本発スタートアップだ。エアモビリティ企業として世の中を牽引していくことを目指し、テクノロジー開発やサービス事業に取り組んでいる。2018年には、サッカー選手の本田圭佑氏が、個人ファンド「KSK Angel Fund」を通じてA.L.I.に出資し、「Special Visionary Ksk (特殊創造実行者)」に就任したことでも話題になった。

2017年よりA.L.I.が開発を始めたラグジュアリーホバーバイク「XTURISMO Limited Edition」は、空間を駆け抜けるというセンセーショナルで新しい体験を提供したいという思いから誕生した。2021年10月の発表会をもって国内向けの受注を開始し、2022年6月からは世界中からの購入申し込みを受け付けている。


A.L.I.は、創業当初から取り組んでいるドローン事業では、ドローンを活用したソリューションサービスの提供や、運航管理システム「C.O.S.M.O.S.」の開発に積極的に取り組んでいる。「C.O.S.M.O.S.」は、エアモビリティ及びドローンなどの無人航空機が多数、走行・飛行する際に、空の道の安全を確保するために必要なシステムです。来る空の産業革命を見据えて、日本国内の自治体と協定を結ぶなど、人々の生活に変革をもたらすようなサービスや、それらを支える体制構築を行うサポートも行っている。

A.L.I.は、2022年9月8日(木)、同社の米国法人であるAERWINSがPONO Capital CorpとのDe-SPAC契約を締結し、NASDAQ証券取引所へ上場することを発表した。A.L.I.は、AERWINSの上場によってグローバルに事業拡大を促進し、エアモビリティのグローバルスタンダードとなることを目指すという。同社代表取締役社長の片野大輔氏は以下のように語る。

「De-SPACを通じたAERWINSのNASDAQ上場という、弊社のエアモビリティ市場に向けた事業のグローバル化を加速させるチャンスに恵まれたこと、大変嬉しく思っております。今後も、空中域から社会の仕組みを変えていくというビジョンを体現できる企業を目指し事業を推進してまいります」


A.L.I.の会社概要はこちら
https://protocol.ooo/companies/alitechnologies