Published 22 Aug 2023

総合トラベルプラットフォームを開発する三重県発スタートアップ企業「BMM」が、資金調達を実施

総合トラベルプラットフォームを開発する三重県発スタートアップ企業「BMM」が、資金調達を実施

2023年8月21日(月)、三重県の伊勢志摩に拠点を置くスタートアップ企業、株式会社Blank Marketing &Management(以下、BMM)は、株式会社サムライインキュベートが運営するSamurai Incubate Fund 7号投資事業有限責任組合を引受先とし、資金調達を実施したことを発表した。

BMMでは、これまで地方自治体向けのプラットフォーム構築支援や自治体のニーズに沿ったDX支援など、デジタルテクノロジーを活用したコンサルティング業務を行ってきた。また、昨年4月にはサテライトオフィス「the circle satellite」をオープン、同年8月には志摩市初のミニマムホテル「the circle apartment」の運営を開始するなど、「旅するオフィス」をテーマに地方の観光事業における課題解決にも着手。

そして、2023年2月にリリースしたエアモビリティチャーターアプリ「AIRC」の運用を皮切りに、トラベルの総合プラットフォームを展開し、更なる地方観光産業の活性化を目指している。「AIRC」は、アプリでヘリやプライベートジェット、ハイヤーを一括で予約手配が可能。中長距離の移動や不便な地域へも簡単に移動が可能。観光だけでなく、ゴルフや出張など幅広い要望に応えていくエアモビリティアプリケーションだ。

同社は、今回の資金調達を機に、BMMはラグジュアリートラベルの総合プラットフォーム構築を行い、富裕層のお客様から、感動がもっと身近になる世界(=Luxury2.0)を目標に掲げる。

これまでのようなパッケージ化された旅行ではなく、その瞬間の衝動に従って行動する旅行を「ラグジュアリートラベル」と定義し、富裕層をターゲットとしてこれからの旅の在り方を一新していく。現地についてから得たマイナーな情報によって衝動的に行き先を変更したり、SNSで見つけた秘境へ思い立って旅をしたりと、その瞬間における欲求に沿うことこそがかつてないほどの感動や特別な体験を可能にするであろう。そのためにもっと観光をライトにし、感動がより身近なものになる、それがBMMの目指す「Luxury2.0」だという。

また、このプラットフォーム構築により「知らないこと」「行けない場所」を減らすことで、あまり有名でない地域であっても観光客増加が見込め、地方経済の活性化も期待できる。

BMM代表取締役の増田晋太郎氏は以下のように語る。

「神奈川県出身で、世界のホテルを作りたいという想いから伊勢志摩に移住し5年目となりました。東京都と伊勢志摩を行き来しながら、地方の課題や日本の素晴らしさを肌で感じ、今までの実体験で得た富裕層のアナログなやりとりを、よりDX化することでトラベルの活性化=地域活性につながると思い『luxury2.0』事業を立ち上げました。まずは『移動』からDX化を進めるため、Uberのように手軽にヘリやプライベートジェットを手配する『AIRC』アプリをリリース。今後、日本だけでなくアジア、世界とトラベル業界を変革し、多くのお客様の『感動を身近に』して参ります」