Published 26 Sep 2022

次世代風力発電機を開発する「チャレナジー」が、約12億円の資金調達を実施

次世代風力発電機を開発する「チャレナジー」が、約12億円の資金調達を実施

2022年9月22日(木)、台風もエネルギーに変える「垂直軸型マグナス式風力発電機」を開発する株式会社チャレナジー(以下、チャレナジー)は、前澤ファンドから総額約12億円の資金調達したことを発表した。

チャレナジーは、2011年の福島の原発事故をきっかけに日本のエネルギー問題に着目し、世界的にも気象環境の厳しい日本において風力発電を普及させるべく、マスナス力と垂直軸を組み合わせた風向風速の変化に強いマグナス風車を開発している。チャレナジーは、世界で初めてマグナス風車の実用化を成功させ、2018年8月に沖縄県石垣島で10kW機の実証実験を開始した。2020年度には10kW機を量産化し、2021年8月にフィリピンに10kW機の稼働開始を果たした。

同社代表取締役の清水敦史氏が、東京大学大学院修士課程を修了後、大手電機機器メーカーの研究開発を経て、東日本大震災をきっかけとして独力で「垂直軸型マグナス式風力発電機」を発明し、「次世代のために、持続可能な発電方法の道筋を私たちが作らなければ」という想いから2014年10月にチャレナジー創業した。

チャレナジーは、2022年9月22日(木)、前澤ファンドを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約12億円の資金調達したことを発表した。同社は、調達した資金をもとに、マグナス風車の更なる大型化の開発に本格着地し、採用・組織体制の強化などにもあてる予定だ。台風などが頻発する日本の風力発電の強化や島嶼部などを中心とした世界各国の非電化地域に、安定した電力普及の実現を加速していくという。前澤ファンド代表取締役の前澤友作氏は以下のように語る。

「宇宙から見た地球は美しくも儚くも見えました。次世代型風力発電マシーンで、全人類に安心安全な電気を届けようとするチャレナジー社の挑戦を全力で応援します」



チャレジナーの会社概要はこちら
https://protocol.ooo/companies/challenergy