Published 12 Sep 2022

孫正義育英財団生の2名が創業した「Diver-X」が、VRプロダクトを公開

孫正義育英財団生の2名が創業した「Diver-X」が、VRプロダクトを公開

2022年9月12日(月)、Diver-X株式会社(以下、Diver-X)は、コンシューマ向けグローブ型「VRコントローラー」の公開を発表した。

Diver-Xは、孫正義育英財団に支援人材として認定された4期生の迫田大翔氏と、3期生の浅野啓氏が共同で2021年3月に立ち上げたスタートアップだ。両者は共に2002年生まれで、迫田氏は慶應義塾大学、浅野氏はコロンビア大学(エンジニアスクール)に在学中の新進気鋭のエンジニアだ。

迫田氏と浅野氏は、エンジニアとして研究や開発に従事する中でそのインパクトに限界を感じ、社会へのインパクトを最大化する方法として起業という選択に至った。同社は、創業から半年後の2021年9月には、AI特化型インキュベーター兼ベンチャーキャピタルのDEEPCOREから3000万円の資金調達を実施している。

Diver-Xは、2022年9月12日(月)、VRコントローラーの「Contact Glove」を公開した。当製品は、世界初の触覚フィードバック機能を搭載したVR対応のグローブ型コントローラーだ。形状記憶合金(SMA)とリニア・バイブレータ(LRA)を使用した独自の触覚モジュールにより、リアルな触覚とデバイスのコンパクトさを両立している。ユーザーはVR空間内のものに触れる感覚を得ることができ、より没入感の高いゲームやメタバース上でのコミュニケーションを楽しむことができる。


「Contact Glove」は、触覚フィードバックだけでなく高度なフィンガートラッキングや磁石で着脱できるコントローラも兼ね備えている。人差し指の側面には3つの磁気センサが埋め込まれており、後付けのコントローラ無しでも正確なボタン入力・スライド入力を行うことが出来る。既存のVRコントローラと同等以上の機能を持たせながら、より自然な装着ができるグローブ型、コンシューマ向けを想定した低価格を実現した。今後のVR体験におけるコントローラーのスタンダードとすることを目指し開発を進めてきたという。

Diver-Xは、アメリカのクラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて9月下旬のリリースを予定している。価格は6万5000円からだ。



Diver-Xの会社概要はこちら
https://protocol.ooo/companies/diverx