Published 06 Oct 2022

培養フォアグラを開発する「Gourmey」が、4800万ドルの資金調達を実施

培養フォアグラを開発する「Gourmey」が、4800万ドルの資金調達を実施

パリを拠点とし、培養フォアグラを製造するフードテックスタートアップGourmeyが、培養肉スタートアップとしては世界最大のシリーズAラウンドとなる4800万ドルの資金調達を実施したことを発表した。

2年前に設立され、Gourmeyは現在、培養フォアグラを完成させ、数年後に市場に投入することを目標としており、物流や研究開発の増強のための投資が必要としている。この投資により、Gourmeyはパリに商業生産用の工場と研究開発センターの設立を計画している。この拠点では、同社の主力製品である培養フォアグラを製造・商品化する予定だ。また、シェフや料理パートナー、世界の食品流通業者との連携により、ニーズに基づいた製品ポートフォリオの展開も考えられている。

今回のラウンドは、ヨーロッパの技術系企業への投資に特化したEarlybird Venture Capitalがリードし、Air Street Capital、Omnes Capital、Discovery、Thia Ventures、Heartcore Capital、Keen Venture Partners、Point Nine Capital、Beyond Investing、サンフランシスコのPartechなどのVCや、Instacart CEOのFidji Simoなどが参加した。Gourmeyの共同創業者兼CEOであるNicolas Morin-Forestは、以下のように述べている。

「研究開発から生産、商業化へと移行する中で、よりサステイナブルな食糧システムという我々のビジョンが実現することに興奮している」