Published 28 Aug 2023

AIを活用した技術伝承・知識共有プラットフォームを提供する「LIGHTz」が、資金調達を実施

AIを活用した技術伝承・知識共有プラットフォームを提供する「LIGHTz」が、資金調達を実施

2023年8月24日(木)、AIを活用した技術伝承、知識共有プラットフォームを提供する株式会社LIGHTz(以下、LIGHTz)は、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、株式会社佐銀キャピタル&コンサルティング、その他事業会社を引受先とする第三者割当増資により資金調達を実施したことを発表した。

LIGHTzは、2016年10月、日本の先端知が集結する学究都市つくばに『人と社会に良質の"気づき"を提供し世の中の豊かな成長に貢献していく』という理念のもと設立された。社名のLIGHTz は、明るい未来をやさしく照らす光 = 灯(ともしび)を表しているという。

同社は、AI技術を活用して熟練技術者の思考を可視化する「ブレインモデル」テクノロジーや、それを技術伝承に応用した「汎知化」ソリューションといった独自技術を活用し、多くのものづくり企業を支援している。

これまで実施してきた技術伝承、AIソフトウェア開発、DXコンサルティングの事業に加え、本年4月には売上の向上、人材の確保、技術力の底上げなど、製造業の経営課題に直接アプローチできる「ものづくりコネクト」を発表した。さらに、現在は3D形状抽出×ナレッジ連携により、フロントローディングを強力に支援する「blooplinter(ブループリンター)」の開発にも力を入れている。

同社は、今回の資金調達により、コア技術である「ブレインモデル」テクノロジーの高度化をはじめ、自社ソリューションの機能や特性を拡張し、顧客ニーズに適応した製品やサービスを提供できるようユーザビリティの向上を図っていくという。また、市場認知度のアップや販売促進などマーケティング面を強化することで、新たな顧客層にリーチし、支援範囲の拡大に繋げていく予定だ。

LIGHTz代表取締役社長CEOの乙部信吾氏は以下のように語る。

「今回、東北大学のアカデミックな学術体形をバックグラウンドとする東北大学ベンチャーパートナーズ様、私共が地域拠点(佐賀、有田ランドマーク)を置いている佐賀県を代表する地銀である佐賀銀行様のグループ会社である佐銀キャピタル&コンサルティング様、その他事業者への第三者割当増資により、資金調達を実施したことをご報告いたします。

東北大学ベンチャーパートナーズ様には、弊社が東北地区で進めて参りました各大学との共同研究成果の事業への応用の実績をご評価いただき、今回の出資に至りました。

佐銀キャピタル&コンサルティング様(佐賀銀行様)とは、地域金融、地域企業の良好な関係を作り、地場の企業を活性化するため、弊社のソリューションがその課題解決に資するというご判断をいただき、今回の出資を決めていただきました。

その他、出資に応じていただいた事業会社様を含め、高い期待をいただいた中、より高みを目指す体制が構築できましたこと、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

私たちは、株主としてLIGHTzの経営に関わってくださることになった強力なパートナーの皆様、および、先にプレスリリースで報告させていただきました豊田通商様との協業関係も含め、技術伝承の分野でのAI活用、「ナレッジデータ」 プラットフォームの創出に今後も、真摯に取り組んでまいります。より良い製造業の未来を築いていけるよう、力を尽くしてまいりますので、ご期待の程、よろしくお願いいたします」