2022年10月27日、アメリカとインドに拠点を置き、Eコマースストア向けのノーコードツールを開発するMasonがシードラウンドで750万ドルの資金調達を実施したことを発表した。
このラウンドは、AccelとIdeaspring Capitalがリードし、Lightspeed India PartnersやMana VC、Gaingels、Core91、VH Capitalなどが参加した。
Masonは世界中のEコマースストアがAmazonを利用することなく、独自のオンラインストアを構築することを可能にするEコマースエンジンを開発している。また、Masonのプロダクトはノーコードでオンラインストアを構築することができる、プラグアンドプレイ型のソリューションとなっている。Masonは独自のコマースエンジンに加えて、ModeMagicというShopifyのプラグインも提供している。
Masonは主に北米を中心にシンガポール、東南アジア、日本、インドなど世界中に1000以上の顧客を持ち、8000以上のブランドのオンラインストアを支援しているという。
Masonの主なターゲットは、すでにオンラインで製品を販売しており、店舗のアップグレードを検討している中小企業だ。こういった中小企業にとってAmazonの30%の手数料は大きく、障壁となっている。一方、Masonは顧客の総売上の1%を徴収する。
共同創業者のKausambi Manjita氏によると、Masonに切り替えることで、30日間で平均注文額がおよそ23%改善し、60日間でセッション時間が17%、セルスルーが35%改善するとのことだ。
Masonは、今回の資金調達により、マーケティング、セールス、カスタマーサクセス、パートナーシップの各チームを立ち上げ、より多くの顧客に製品を提供していく予定とのことである。また、Eコマース起業家向けに、Eコマースにおける課題解決に役立つコンテンツを提供していく。