Published 26 Sep 2022

VCのベテランらが創業したWeb3企業「Nibiru」が、750万ドルの資金調達を実施

VCのベテランらが創業したWeb3企業「Nibiru」が、750万ドルの資金調達を実施

Tribe CapitalのGP、Arjun Sethi氏が共同創業した新たな暗号通貨デリバティブプロトコル「Nibiru」が、シードラウンドにおいて、1億ドルの評価額で750万ドルの資金を調達したとTechcrunchが報じた。このラウンドに参加したのは、Tribe Capital、Republic Capital、Krakenとのことである。

Nibiruは、Sethi氏、Credence CapitalやBinance出身のSankha Banerjee氏、Republic Capitalを共同創業したBoris Revsin氏を含む、業界のベテラン4人によって創業された。

暗号通貨市場は、BinanceやFTXなどの中央集権型とイーサリアムベースの分散型の永久先物取引やオプション取引(Dydx、Opyn、Perpetual Protocol)のプラットフォームで溢れているが、Nibiruは、ウェブサイトによると、史上初の主流の分散型マルチチェーンソリューションを構築しようとしている。

現在、Nibiruのプロトコルは、プライベートテストネット上でテストされており、デリバティブ取引、スポット取引、ステーキング、ボンデッドリクイディティ(bonded liquidity)を統一し、40以上の異なるブロックチェーンでユーザーにサービスを提供することを目指している。

Techcrunchによると、Nibiruはピッチデックで、ヘッジオポチュニティ、極めて低いガスコスト、MEV耐性、高い先物取引量を顧客に提供するとしているとのことだ。また、分散型の永久先物取引とオプションを使って、上昇/下降レジームでのコンポーザブルな利回りを生み出すと、ピッチデックでは述べられている。

https://techcrunch.com/wp-content/uploads/2022/09/nibiru-derivatives-deck.jpg

Nibiruは、今年後半にパブリックテストネットで立ち上げ、2023年第1四半期までにメインネットを立ち上げる予定だと、ピッチデックには書かれているとのことだ。