Published 31 Oct 2022

目のヘルスケアアプリ「OKKO Health」が、230万ドルの資金調達を実施

目のヘルスケアアプリ「OKKO Health」が、230万ドルの資金調達を実施

2022年10月27日、目の健康に関するセルフモニタリングアプリを開発するヘルスケアスタートアップのOKKO Healthがプレシードラウンドで、200万ポンド(230万ドル)の資金調達を実施したことを発表した。

このラウンドは、ドイツのケルンに拠点を置くDieter von Holtzbrinck Ventures(DvH Ventures)がリードした。

OKKO Healthは、Stephanie Campbell博士によって2018年に設立され、黄斑変性のモニタリングに特化した目のモニタリングアプリを開発している。黄斑変性は、先進国において失明の主な原因となっている疾患であり、OKKOのアプリでは、シンプルな対話型のモバイルゲームを通じて、患者が自身の目の状態をモニタリングすることができる。定期的にプレイすることで、視力、コントラスト感度、歪み、色覚の変化などの変化を知ることができる。

今回調達した資金は、新たなデータセットの作成に投じられ、機械学習によるさらなる黄斑変性の治療法の開発が行われるとのことである。

OKKO Healthの創業者兼CEOであるStephanie Campbell博士は、次のように述べている。

「今回の資金調達は、当社のグローバルな成長における重要なステップであるドイツのヘルスケア市場への足がかりをサポートするものです。これにより、予測可能なアイヘルスケアを世界中の人々の手に届け、最も貴重な感覚である視覚を保護するという私たちのビジョンに近づくことができます」

また、本件を担当したDvH VenturesのFabian von Trotha氏は次のように述べている。

「OKKOは、単にスマートフォンで視力表を再現するだけでなく、全く新しい視力測定方法を提供しています。チームは今日まで素晴らしいトラクションを見せており、その臨床経験の証でもあります。OKKOの創業者であるStephanie Campbell博士は、臨床と眼科学の両方の専門知識を有しており、これにより、デジタルヘルス分野で非常に価値のある、肌感覚での深い市場理解があります」