Published 29 Sep 2022

ECの在庫を統合するフランス発スタートアップ「Stockly」が、1200万ドルの資金調達を実施

ECの在庫を統合するフランス発スタートアップ「Stockly」が、1200万ドルの資金調達を実施

フランスのスタートアップ「Stockly」が、シリーズAラウンドで、Eurazeo、Daphni、及び複数のエンジェル投資家から1200万ドルの資金を調達した。同社は、複数のeコマースサイトの在庫をプールし、あるeコマースサイトで人気商品の在庫が切れていても、注文を受け付け、別のeコマースサイトの在庫を利用して注文を処理することができる。

このスタートアップは、ネットワークプレイだと言われており、Stocklyが成長するにつれ、プラットフォーム上のパートナー小売業者が増えるため、よりプラットフォームの価値が高まる。現在のStocklyの顧客には、Galeries Lafayette、Jonak、Go Sport、Decathlonなどがある。注文に応じることができるサプライヤーが複数ある場合、Stocklyは価格、距離、品質スコアなどのいくつかの基準に基づいて自動的に選出する。

Stocklyの主な技術的課題として想定されるのは、数百万点の商品をあらゆる時点で同期させる必要があることだ。既存のeコマースの商品フィードと統合し、Stocklyの情報をリアルタイムで反映させなければならない。例えばStocklyは、何らかの遅延が発生し、実際にその商品の在庫がない場合、特定の商品を特定の価格で見つけることができるとはいうことはできない。しかし、うまく機能すれば、ユーザー体験を向上させ、Eコマース小売業者、商品のサプライヤー、Stocklyのすべてのステークホルダーが収益を上げることができる

Stocklyは、今回の資金調達により、従業員50名に増加させ、より多くの小売業者と契約する予定とのことである。