2022年8月16日(水)、電動マイクロモビリティ「Striemo」を開発する株式会社ストリーモ(以下、ストリーモ)は、シードラウンドで総額2億円の資金調達を実施したことを発表した。
ストリーモは、Hondaの社内起業制度「IGNITION」からのカーブアウトスタートアップで、Hondaのエンジニアを中心に2021年8月に創業された。同社が開発を進める「Striemo」は、「ユーザーの安心感」を大前提に設計され、運転時にバランスを取ることへの不安軽減や、自然な乗車体験を提供するノウハウを活かし、ユーザーが余裕を持って、周囲に配慮しながら、運転できる電動マイクロモビリティだ。同社は、2023年以降の欧米市場への展開し、将来的には世界中で高齢者を含めたより多くの人が安全かつ容易に使える「マイクロモビリティーの新しいスタンダード」を目指している。
ストリーモは、会社設立から約1年の2022年8月17日、みらい創造二号投資事業有限責任組合、本田技研工業株式会社、SOSV IV LLCを引受先として、第三者割当増資を実施し、シードラウンドで総額2億円の資金調達を完了したことを発表した。同社は、今回の資金調達を通じて、2022年中に国内にて一般消費者様向け、及び商業施設・空港・倉庫・建設現場などでの移動用マイクロモビリティーとして製造・販売を進めるという。さらに、今後の歩道走行を認める規制緩和に向けて、Striemoの強みである歩行領域の安定性を活かした製品開発を進めるべく、組織の強化を推進する。
本田技研工業株式会社 取締役 執行役専務、IGNITION 審査委員長の青山真二氏は、以下のように語る。
「Hondaにはチャレンジ精神を持った従業員が数多くいます。今回、『すぐにでも人の役に立ちたい、社会に貢献したい』という熱い想いを持つ森さんに、起業という新たなチャレンジによってその想いを実現してもらうべく、HondaもIGNITIONを通じて支援しています。そして、これからもオープンイノベーションを加速し、事業開発の新しい風を起こしていきます」
ストリーモの会社概要はこちら
https://protocol.ooo/companies/striemo