2022年10月19日(水)、法人カード「UPSIDER」およびビジネスあと払いサービス「支払い.com」を提供する株式会社UPSIDER(以下、UPSIDER)は、デットファイナンスをクローズし、467億円の資金調達を実施したことを発表した。
UPSIDERは、同社代表取締役の宮城徹氏が、東京大学卒業後、新卒として入社したマッキンゼー・アンド・カンパニーの東京支社・ロンドン支社にて、銀行オープンAPI等のデジタル戦略策定、手数料体系や店舗配置の最適化等、大手金融機関の全社変革プロジェクトに携わった後、同領域への課題意識と知見・経験をもとに、取締役COOの水野(株式会社ユーザベースの元マーケティング責任者)と2018年に共同創業したスタートアップだ。
同社が提供する「UPSIDER」は、利用限度額や会計処理などの財務課題を解決する法人カードだ。特に、最大1億円以上の利用限度額(前払い・後払い)や、バーチャルカードの発行・管理機能、会計処理の早期化を助けるSaaS機能が好評で、アクティブな利用企業は数千社以上、利用継続率は99%以上だという。当初はスタートアップ向けの法人カードとして事業を展開していたが、カード利用先の制限や権限設定機能、Slack連携機能などのリリースにより、これまでになく法人カードを安全に運用することができるため、上場企業の顧客も急増しているという。
また、同社が個人事業主・法人企業を対象に提供する「支払い.com」は、企業間の取引におけるあらゆる銀行振込のお支払いを、ユーザーがお持ちのクレジットカードで決済できるサービスだ。お支払いをクレジットカードのお引落日まで延長することで、ユーザーは資金繰りの改善が可能となる。また、ユーザーは書類の提出や面談、審査は必要がない。
UPSIDERは、2022年10月19日(水)、大手金融機関4社(非公開)を引受先として、融資枠追加によるデットファイナンスをクローズし、467億円の資金調達を実施したことを発表した。同社は、すべての挑戦者を支える金融プラットフォームとして、1人でも多くの方が、一刻も早く、少しでも大きく成功する後押しを続け、すべての挑戦者がお金の悩みから解放され、より挑戦を加速できる社会をつくっていくという。同社は今回の資金調達の背景を以下のように語る。
「法人カード『UPSIDER』およびビジネスあと払いサービス『支払い.com』の累計決済規模は500億円を超え、直近での新規顧客獲得数は月間1,000社以上、グループ全体の顧客数も5,000社以上と飛躍的にサービスを拡大しています。サービスローンチから2年程度という期間ながら、サービス拡大の実績のみならず、独自の審査スコアリングの精度の高さも評価いただき、今回の追加融資枠の確保にいたりました。当社は『挑戦する人々がより活躍できる社会を創る』をミッションに、法人カード『UPSIDER』およびビジネスあと払いサービス『支払い.com』の提供を通して、企業の成長を資金面から支えています。今回調達した資金は、更なるサービス拡大へ投資してまいります」
UPSIDERの会社概要はこちら
http://protocol.ooo/companies/upsider