2022年10月3日(月)、Visual Bank株式会社(以下、Visual Bank)は、創業及び買収と同時に、総額21億円の資金調達を実施したことを発表した。
Visual Bankは、「文化価値」と「経済価値」を接続する事業全般に取り組むスタートアップだ。沼澤裕太氏が、青山学院大学を卒業後、楽天株式会社と株式会社クロコスを経て、BuzzFeed Japan株式会社の設立、株式会社ウィークデーの経営および日本テレビ放送網株式会社への売却を経て、2022年4月に飯塚文貴氏と永井真之氏と共同で株式会社Numazawa, Iizuka, and Nagai for Kimberley(現Visual Bank)を創業した。
Visual Bankは、調達と同時に、1984年の創業以来一貫して高品質な写真・イラスト・動画素材などを販売してきた株式会社アマナイメージズ(以下、アマナイメージズ)の全株式を取得し、100%子会社化した。アマナイメージズは、フォトグラファーやイラストレーターをはじめとする著作権者などの「創り手」から、創造物を預かり、守りながら、良質な素材を求める「使い手」と引き合わせるストックフォト事業を38年間にわたり育んできた会社だ。今後は、この仕組みを活用・発展させ、取引時に発生する煩雑な権利関係の整理、及び創造物のアーカイブ化、そしてその先の資産化に寄与できるサービスを輩出していくという。
本取り組みは、創業と買収を同時に行う「Entrepreneurship through acquisition (ETA:買収を通じた新しい起業)」の形だ。ETAの中でも、Self-Funded型サーチモデルを起点とした本邦初のストラクチャーであり、中長期的な成長を促進できるよう、経営者持分がマジョリティを保持する株主構成を実現している。
Visual Bankは、2022年10月3日(月)、下記のVC、事業会社・CVC、個人投資家、銀行(融資)を引受先として、総額21億円の資金調達を実施したことを発表した。
国内最大級のベンチャーキャピタル「インキュベイトファンド」、to C特化のベンチャーキャピタル「W fund」、アジアを中心に展開するグローバルベンチャーキャピタル「Headline Asia」、株式会社フジ・メディア・ホールディングスが運営する「フジ・スタートアップ・ベンチャーズ(FSV)」、芸能事務所の「株式会社ワタナベエンターテインメント」、シナジーマーケティング創業者である谷井等氏がプリンシパル投資を行う「ペイフォワード」、ワタナベエンターテインメント会長の吉田正樹氏、ANKER JAPAN創業者の井戸義経氏、サウスゲイト法律事務所 創業者の木下万暁氏、FROSK創業者の中尾憲一氏、Welby創業者の比木武氏、藤川剛史氏、赤堀友紀氏、株式会社みずほ銀行(融資)。
Visual Bankは、創業の背景を以下のように語る。
「『Visual Bank』は、自身の存在意義を『Behind the scenes of creativity』とし、創造物の価値が最大化・最適化される社会を目指すべく創業しました。 世界に解き放たれてゆく創造性を“黒子”として支えるサービスを輩出することで、『文化価値』と『経済価値』を接続する事業を生み出して参ります」
Visual Bankの会社概要はこちら
https://protocol.ooo/companies/visualbank