Published 29 Aug 2023

経済特化生成AIを開発する「ゼノデータ」が、1.8億円の資金調達を実施

経済特化生成AIを開発する「ゼノデータ」が、1.8億円の資金調達を実施

2023年8月25日(金)、経済特化生成AIを開発する株式会社xenodata lab.(以下、ゼノデータ)は、今年1月に実施した資金調達のエクステンションラウンドを実施

8月21日までに合計5社(アイビス新成長投資事業有限責任組合第6号、株式会社佐銀キャピタル&コンサルティング、香川証券株式会社、株式会社エアトリ、株式会社OKBキャピタル及び名南M&A株式会社)を引受先とした第三者割当増資を実施し、総額1.8億円の資金調達を実施したことを発表した。これにより、同社のラウンド合計の調達金額は4.85億円となった。

ゼノデータは「xenoBrain」を開発・運営するスタートアップだ。「xenoBrain」は、経済ニュースや企業開示資料、統計を独自のAIで解析する事で、様々な経済情報を予測する経済予測プラットフォームだ。経済事象と経済事象のつながりを解析し、企業業績、素材価格、業界需要、統計などの予測を提供することで事業会社の経営意思決定や金融機関の業務効率化をサポートする。米国ダウ・ジョーンズ社や時事通信社といった大手メディア、帝国データバンクとの提携により信頼性の高い情報を収集・解析している。

「xenoBrain」は、独自のAI技術により、50万社の未上場企業の業績予測や、3万5千指標の製品市況、市場需給やマクロ経済指標等の予測を提供し、大手事業法人を中心に百数十社の企業に展開を進めてきた。

同社の今回の資金調達は、本年1月に実施した野村ホールディングス及び既存投資家を中心とした第三者割当増資(3.05億円)のエクステンションラウンドとして実施しており、ラウンド合計の資金調達額は4.85億円となっている。今回の資金調達により、同社は今後「xenoBrain」の機能強化開発及び営業をより加速していくという。