Published 08 Apr 2024

外国人に特化して10年|2013年創業時は辛酸を舐めた

外国人に特化して10年|2013年創業時は辛酸を舐めた


なぜ、私たちLTBは外国人に特化したのか

江戸川区小岩|LTBは小岩駅前のペンシルビル、家賃8万円でスタートした。築はおそらく50年経過していたであろう。階下は全て、カラオケスナック。夕方になると美声が響く。(今は区画整理され跡形もない。)

外国人HR領域でなぜ起業したのか。私が会計士として会計事務所に10年ほど携わってきた中で、悔しかったのが「人がいないために廃業する様」を見て、これはどうにかしたいと「いたたまれない事情」と「熱量」で起業した。


それからしばらく、本格的に外国人紹介を始めるまで時間がかかる。理由は日本で外国人と接点を持てるなんて思いもしなかったからだ。


最初は、地方に住む日本人の大学生を東京や首都圏の中小企業にマッチングしようとして営業をかけた。

だが、正直全然ダメだった。中小企業は簡単に集まった。何せ学生が集まらない。某大手のジョブフェアーに潜り込んだり、大手の就職相談会で学生が集まりそうなところの会場の玄関口で自分の名刺を配りまくったり、今で言うバスタで夜間バスの到着を朝7時に待って、学生と思しき子達に(相手は疲れ切っているのにね)連絡くださいのカードを配りまくった。けど、学生は全然集められなかった。

きちんと事業として成立させられるかどうか、当時は相当焦っていた。半年近く売上もない、味方もいないで、孤独だった。


外国人に特化したきっかけ

たまたまフェイスブックで「いいね」をしていた知人を介して、「一新塾」の宣伝文句「ゼロイチの挑戦」みたいなのをみた瞬間、これは行かないといけないと感じ、即座に講座に申し込んだ。


そこで出会ったのが、ネパール人で日本の大学の大学院に通う留学生だった。「日本に来て本当に仕事を探すのに苦労しました。」と言うのを聞いてピンと来た。「これだ!」


そして、このタイミングと前後して、SNSで繋がることができたネパールの彼。「自分は難民でとても困っている。助けてほしい。」と言われ、彼らのいう「難民」の実態を知らずに、「可哀想」と思い、彼もサポートした。