Published 03 Dec 2024

<スポーツ観戦に関する調査>地上波が主流もOTT・SNSにも存在感。OTTにおけるABEMAの台頭。

<スポーツ観戦に関する調査>地上波が主流もOTT・SNSにも存在感。OTTにおけるABEMAの台頭。

株式会社NextStairs(ネクストステアーズ 本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役 CEO:万井拓馬/マンイタクマ)は仙台大学体育学部2~4年生計136人を対象に、「スポーツ観戦における調査」を実施しました。この調査で見えてきた、若年層のスポーツ観戦の頻度、方法、そして利用するOTTサービスについての意識をご報告いたします。

▪️調査背景

本調査は、スポーツマーケティング分野で若年層の観戦行動を分析し、スポーツ関連のスポンサー活動やプロモーションに役立てることを目的としています。対象者は仙台大学体育学部に所属する2~4年生で、2024年10月にオンラインで実施されました。

「仙台大学体育学部2~4年生のスポーツ観戦に関する意識調査」の主な結果

1. スポーツ観戦の頻度について

「1週間以内」が最も多い48人、続いて「1か月以内」が32人

調査結果では、「最近スポーツ観戦をしましたか?」という質問に対し、「1週間以内」と回答した学生が48人を占め、さらに「1か月以内」の回答者を含めると全体の50人を超えました。比較的高頻度でスポーツ観戦を行っている傾向が高いことが明らかになりました。

2. スポーツ観戦方法について

「TV(地上波)」が65人と圧倒的、続いて「OTT(DAZN等)」と「SNS(TikTok等)」が24人

観戦方法については、TV(地上波)を利用する学生が65人と最も多く、OTTサービス(例:DAZN)やSNS(例:TikTok)で観戦する割合がそれぞれ24人と続きました。また、スタジアムでの観戦をする学生も21人いることが確認されました。これらの結果は、地上波放送が依然として主要な観戦媒体である一方で、若者層の中でデジタルプラットフォームやスタジアム観戦の需要も高まっていることを示唆しています。

3. 利用するOTTサービスについて

「ABEMA」が58人と最も多く、次いで「U-NEXT」26人、そして「DAZN」24人

スポーツ観戦が可能なOTTサービスについては、「ABEMA」の利用者が58人と圧倒的に多く、次いで「U-NEXT」が26人、「DAZN」が24人という結果となりました。このデータから、若年層向けのマーケティング戦略では「ABEMA」を活用した施策が有効であることが伺えます。

▪️今回の調査を通じて
1年以内にスポーツ観戦を行った人が89.2%と高く、スポーツ関係者にとってポジティブな結果を得られました。観戦経験者のうち半数近くが地上波TVを利用し、各5%程度OTT、SNSで視聴している事実を確認できました。OTTではABEMAの利用率が41.7%に上り、大きな国際大会の放映権を獲得し無料放送を行う同社の積極的なマーケティング施策が実を結んでいると推察されます。
今回調査対象は大学の体育学部学生であったため、一般的な若年層よりもスポーツ観戦に強い興味を持つという点について留意が必要と考えます。
今後、精緻な市場分析につながるより広範な調査を行ってまいります。

【調査の詳細】

「スポーツ観戦に関する意識調査」

調査対象:仙台大学体育学部2~4年生

標本抽出方法:全数調査

調査方法:インタビュー調査

回収サンプル数:136サンプル

調査日:令和6年10月15日(火)

調査実施:株式会社NextStairs

▪️株式会社NextStairsについて

株式会社NextStairsは「インサイトを通じて、あらゆるスポーツの価値を高める」をミッションとし、AI×テクノロジーの力におけるデータ分析技術を駆使して、インサイトを導き出し、スポーツチームが直面する課題の解決をすることで、あらゆるスポーツの価値を高めることができる社会を実現したいと考えております。

会社名 :株式会社NextStairs https://nextstairs.co.jp
設立日 :2022年03月
代表者 :万井 拓馬
所在地 :福岡県福岡市中央区大名2-6-11 FGN(Fukuoka Growth Next)オフィス
事業内容:メディア露出価値換算サービスの提供スポーツメディアの運営