ススメル®は、ユーザーのレビュー投稿に対して、別のユーザーがオススメ情報を投稿する仕組みで、いわば、「人から人に、オススメ情報が伝えられ、繋がっていく」仕組みです。
現在のススメル®β版は、本と映画・番組のレビューを共有する仕組みですが、これは、ニュース、レストラン、家電、ファッション、コスメに至るまで、幅広いコンテンツで応用可能です。
近年、AIのレコメンドによる「エコーチェンバー現象」が社会問題化しつつあります。
これは、AIによって、自分と同じ趣味や意見がオススメされることで、まるでエコーチェンバー(反響室)にいるように同じ情報が反響し増幅され、他の情報から乖離した状態に陥ってしまう状況をいいます。
従来のSNSが普及すればするほど、「エコーチェンバー現象」によって、人々は、世の中には自分と同じ趣味や同じ意見の人ばかりがいる、という錯覚に陥ることになります。
そうすると、人と人との触れあいによるセレンディピティ(偶然の出会い)が起きにくくなり、ますます社会は分断されていくことになります。
私は、このような状況を憂い、AIのアルゴリズムによるコントロールから離脱し、「人と人との触れあい」を取り戻すための手法として、ススメル®を考案いたしました。
かつて、未来学者ジョン・ネイスビッツは、『社会がハイテクになればなるほど、人々はハイタッチ(人との触れあい)を求めるようになる』と、未来を予言しました。今、まさにその時代に突入していると思います。
また、新型コロナウィルス禍によって、人との出会いが遮断され、社会的な分断も加速しかねない状況にあります。そのような状況を打破し、人間が本来求めている社会を再建する一助となりたいです。これはSDGsにも繋がる理念です。
私たちは、ススメル®を通じて、社会に温かみのあるハイタッチを生み出し、より多くの人の幸福度を高めることに貢献してまいります。