「ベンチャーで働く人は全員、オフィスに泊まっていると信じていました。」
「寝袋を持っていけばいいですか?と、真面目に入社前に確認しました。」
「カプセルホテル生活を経て部屋は借りたものの、求めていたハードな環境で急成長ベンチャーの人事として経験を積みました。」
そういった経験を経て、2021年9月に創業されたばかりのX-border Partners(クロスボーダーパートナーズ)株式会社に取締役CCO(Chief Culture Officer)として参画した内藤 貴皓。
X-border Partners(以下:XP)は「専門的知見によって、失われた30年からの自由と新しい時代の実感を手に入れる」をPurposeとして掲げ、企業の本質的な価値向上を支援するコンサルティング会社です。
今回のインタビューでは、内藤自身が発案した「Efficacy Stories(エフィカシーストーリーズ)」企画の第1弾として、本企画の発案の経緯やXPへ入社した理由、そしてXPを通じて自らが達成できると信じるゴールなどについて伺います。
大学留年、就活全落ち、鬱病、27歳での4畳風呂なし生活など、波乱万丈なキャリアを歩む内藤のエフィカシーストーリーとは?
そもそも「Efficacy(エフィカシー)」とは?
聞き手(以下:━━):そもそも「エフィカシー」とは何ですか?
内藤:エフィカシーは、別名で「セルフ・エフィカシー」とも呼ぶ心理学の用語で「自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知している」ことですね。エフィカシーは「やる気」や「モチベーション」とはまた違う、自発的かつ持続的な行動の源泉なんです。エフィカシーが高まるほど、組織や個人の進化するスピードが上がります。
━━どういった経緯で「エフィカシー」にたどり着いたんですか?
内藤:きっかけは組織開発について調べていた際に「Purpose(パーパス)経営」と出会ったことでした。組織にとってパーパスは「企業の存在意義」とも訳される言葉で、XPのパーパスだと「専門的知見によって、失われた30年からの自由と新しい時代の実感を手に入れる」ですね。
━━スタートアップが創業期にここまで明確にパーパスを掲げることは珍しいですよね?「パーパスよりまずは稼がないと!」という会社も多いと思います。
内藤:おっしゃる通り、正論だと思います。ただ、自分がこれまで約10年、人事として働いてきたなかで、組織戦略において重要だと感じることの一つに「個人の主観によってブレてしまう、組織内の曖昧な物事を言語化し、経営陣が率先して体現し、組織の拡大と対峙して諦めずに浸透させ続けること」がありました。
例えば「ベンチャーはスピードが大切だ!」ってよく言われるのですが、スピードという言葉の解像度が低かったり、独自で異なった解釈をしている仲間と働くと、結果的に仕事のスピードは遅くなります。
まず「仕事のスピード」には着手するスピードがあって、理解の差を埋めるために相談するスピードがある。それらを経て80%のアウトプットを提出するスピードもあれば、120%のアウトプットを出さなければいけないスピードもある。複数シーンに対して、どこのスピードのことを大切だと言っているのか?全てなのか一部なのか?これらを言語化して浸透させると、本当の意味で仕事のスピードが速くなると思っております。
━━そこから「パーパス」と「エフィカシー」は、どのように結びついていったんですか?
内藤:特にXPの場合は、法律事務所や税理士法人、もしくは事業ごとに独立性を持たせて会社を作る「グループ経営」を展開していこうと考えています。もしパーパスが浸透していなければ、今後グループ会社が増えたときに、各会社の方向性がバラバラになってしまうなと思ったんですよね。そこで自分がXP代表の今井に「創業のタイミングでパーパスを策定しましょう!」と提案しました。
エフィカシーを高めるためには「組織のパーパス」と「個人のやりたいこと」が重なる部分を見つけて、それを「現状の外側」にあるチャレンジングなゴールとして設定することが必要なんです。パーパスを大事にしていて、かつそのパーパスの実現のため組織と個人の非連続な成長が求められるXPに「エフィカシー」という考え方はピッタリだと思いました。
━━たしかに「パーパス経営」と「エフィカシー」の相性は良さそうですね。
内藤:まずは発案者である自分自身の「XPを通じて自らが達成できると信じるゴール」をこれまでのキャリアも踏まえつつ話すことで、XP全体のエフィカシーが高まって「現状の外側」に目線を持ちやすくなると思ったんですよね。そういった意図で、今回の「エフィカシーストーリーズ」という採用広報企画を立ち上げました。
東証一部上場企業、テレビ局、最終面接まで順調に進むが全落ちし、迷走した就活。
━━ここからは内藤さんのキャリアについて伺っていければと思います。新卒ではどういった会社に入られたんですか?
内藤:大学時代の先輩が働いている出版社に入りました。ただ実はその前に、自分は応募した全部の会社に落ちたんですよ。理由は単純で、当時は「本当に自分がやりたいこと」がわかっていなかったから。「弊社の志望動機は?」の質問に、本音で答えられなかったんですよね。
20歳の頃から営業のインターンを通じて一定のトーク力が鍛えられていたので世間的に人気な企業でも最終面接までは順調に合格する。ただ、最終面接で全てお見送りになるという結果でした。就活の終盤はヤケクソになって、ある大手の文房具メーカーに「御社のボールペンを使ったことがあるから」という理由でエントリーしていました。
━━ちょっと弱めの志望動機ですね・・・(笑)
内藤:そのタイミングでちょうど、大学の先輩から「うちの会社を受けにこない?」と声をかけてもらったんです。「せっかくだし受けてみよう」と思ってエントリーしたら内定をいただけたので、とにかくこの会社に貢献しようとだけ決めて入社することにしました。
━━出版社ではどういったお仕事をされていたんですか?
内藤:広告の営業から雑誌の取材、撮影、編集まで何でもやっていましたね。取材が土日に入ることもあったので、曜日に関係なくがむしゃらに働いていました。上司に恵まれたり、営業のインターンを経験していたこともあって1年目から活躍することができて、営業成績のギネス記録を更新したり全社表彰を受けたりしたんです。
ただ、大学生気分が抜けないまま結果を出してしまったので、入社1年目の忘年会で調子に乗って自身が流血する事件を起こしてしまい、先輩社員の方々に多大な迷惑をかけてしまった過去もあります・・・(笑)
そんな自分にも優しく、育ててくれた先輩方たちへの恩返しの意味も込めて「この会社をもっとよくしたい。より経営に近いところで働くためにヒト・モノ・カネに関わりたい」という想いが強くなって「人事部へ異動したい」と伝えました。それが人事としてのキャリアの始まりですね。
━━そこから初めての上京をしてまでベンチャー企業へ転職したのは、どういう経緯だったんですか?
内藤:サイバーエージェントの藤田社長が書いた『渋谷ではたらく社長の告白』という本がきっかけですね。読んだ瞬間「ベンチャーという、厳しくも成長できる環境に飛び込みたい!」と思いました。自分を拾ってくれた会社のことは大好きだったし、誘ってくれた先輩への恩義もあったので、すごく悩んだのですが「残された20代を犠牲にしてでも、圧倒的に成長したい」という想いを、どうしても抑えることができなくて。
━━数あるベンチャーのなかで、FiNCを選ばれた理由は?
内藤:ヘルスケア市場の大きさなどいくつかあるのですが、大きな決め手として「一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポートする」という、当時のビジョンに共感したことですね。いまでもVision・Mission・Value・Competencyの全てを一言一句正確に暗唱できるくらい、自分はこのビジョンが大好きでした。
面接では「うちの会社はかなりハードだけど大丈夫?」って心配されたんですけど「むしろそういった環境を求めてます」と即答しました。選考を受けていたのはFiNCだけだったのですが、無事に合格して、2016年の2月からFiNCの人事として働き始めましたね。
━━27歳での初上京ですね。
内藤:東京に来る前は、ベンチャーで働く人は全員オフィスに泊まっていると本気で思っていました。だからFiNCとの入社前のやり取りで「寝袋を持っていけばいいですか?」と真顔で聞いたんですよね。「え、どういうこと?」と聞き返されて、そのときに初めて「あ、オフィスに泊まるわけじゃないのか」と知りました(笑)
━━すごい覚悟だ。
内藤:物件が決まる前に東京へ来てしまったので、結果的に上京してしばらくはカプセルホテルで暮らしたんですよね。そこから「とりあえず布団が敷ければいいや」くらいの感覚で物件を探して、会社の近くにある4畳のキッチン・風呂・玄関なしのアパートに住み始めました。
「覚悟を決めること」は「人生の時間を寄せること」だという考えを強く持っていました。だからシンプルに、仕事で成長したいのであれば、仕事に対して時間を寄せる必要がある。平日定時で帰って土日は休むという他人と比較するのではなく、覚悟を決めてやり切ると決心した自分に負けたくない気持ちで毎日を必死で生きていました。
━━家は本当に「寝るためだけの場所」って位置づけだったんですね。
内藤:20代後半のすべてをFiNCに注ぎ込んで、本当に色々な経験をさせてもらいましたね。その中でも印象に残っているのは、シリーズDの資金調達を担当させてもらったことです。営業と人事しかやったことがなかった自分にとって未経験の仕事でしたし、提案先は大企業ばかりだったし「自分の作るスライド1枚で、会社の運命が変わる」と考えたときのプレッシャーはヤバかったですね。
━━たしかにすごく緊張感のある仕事ですね。
内藤:そしたらある日、張り詰めていた気持ちが急にプツンと切れました。朝起きて会社へ行こうと思ったら、体が動かなかったんですよ。そこから3ヶ月くらい鬱病で休職を経験しました。自分で自分を追い込みすぎていたんだと思います。ちょうどその日は資金調達を提案していた企業からの返答日で、調達が決まった日でもありました。
━━そういった経験もあったんですね。
内藤:それでもFiNCでの4年間は、そのすべてが財産です。経営陣と同じ目線を持って仕事をする当事者意識が醸成されたのも、自分の仕事のできなさを痛感して悔し泣きしたことも、XP代表の今井や自分の恩師との出会いも、全てFiNCで働かなければ得られないものでした。唯一の心残りは、IPOまでの道のりを組織で達成できなかったことですね。もちろん、IPOがゴールではなかったものの、少しでも達成感を感じることができる状態を、泥水をすすった仲間たちと味わいたかった、という後悔があります。
「起業するからには、エクイティで資金調達をしなければ」の呪縛
━━そこから2020年の10月に独立して、2021年の1月には「CHEMI株式会社」を創業されていますよね。
内藤:起業や経営には昔から興味があったので、いつかはしたいなと思っていました。ただ「起業するなら、テクノロジーを駆使するか、強烈な原体験をベースに、大型のエクイティ資金調達をしなければ」という心理的なハードルがすごく高くて、なかなか踏み切れなかったんですよね。
━━大型調達をしていたFiNCで働いていると、自然とそういう気持ちになるかもしれないですね。
内藤:そんなときにFiNCのCCO(チーフカルチャーオフィサー)を務めていた上司で、自分に「人生とは」「仕事とは」「人事とは」などの本質を教えてくださった恩師のような方から「まずはスモールスタートして、着実に業績を伸ばしていく起業の仕方もあるよ」と言ってもらったんです。「あ、そういうやり方もあるのか」と気づいて、そこで一気に肩の荷が下りましたね。
━━たしかに「起業」と一言で言っても、色々な経営のやり方がありますよね。
内藤:実際に経営者にならないことには何も始まらないなと思って、年齢的にも30歳を超えていたこともあり独立することにしました。まずは自分がこれまでやってきた、採用や組織創りのコンサルティング事業をメインに展開しています。結果的に、独立してすごく良かったです。その理由のひとつは「守るべき対象が増えて、自らの責任範囲が広くなった」んですよね。
━━というと?
内藤:たとえば「人事として人材を採用すること」と「経営者として人材を採用すること」は、採用した方に対する責任感が異なります。また、これまでは「目の前の業務」に対応することで精一杯だったんですけど、いまは意識が「世の中全体」へ向くようになったんです。例えば、今まで「SDGs」や「サスティナビリティ」などに関心がなかったのに、独立してからは「どうすれば世の中が良くなるんだろう」とか「そのために自分はどういったことを還元できるんだろう」とかってことを、本気で考えるようになりましたね。
━━自身の会社を立ち上げて事業も展開するなかで、取締役CCOとしてXPに参画されたのはどういう経緯だったんですか?
内藤:代表の今井は、FiNCに大手法律事務所から弁護士として出向で来てくれていました。今井には当時から可愛がってもらっていて、すごくリスペクトを持っていて、お互いに独立して改めて会うことになったんですよね。そしたら今井が「総理大臣になって日本を良くしていきたい」と言うんです。その内容自体はFiNCのときから言っていたんですけど、改めて聞いて「え!まだ言ってるのか!」と驚きました。
━━たしかに「総理大臣になる」という目標を掲げ続ける人は、あまりいないかもしれないですね。
内藤:そこで自分は「あ、この人は本気なんだな」と感じたんですよね。詳しく話を聞くとXPで資金調達を進めていたり、いろんな人脈を築いたりして、着々と準備を進めていました。そのとき「この人となら、一緒に世の中を変えていけるかもしれない」と思ったんです。
テクノロジーも大切なのですが、日本という国においては政治的アプローチで世の中が変わることの方が多いなと。だから、自分が経営者になって感じていた「どうすれば世の中が良くなるんだろう」とか「そのために自分に何ができるんだろう」とかの悶々とした感情の答えを、この人となら見つけられると感じたんですよね。
━━それでXPへ参画することにしたんですね。
内藤:正直なところ自分の経営する会社のこともあるので、最初は「社外取締役として採用を支援できたらいいな」くらいの感覚だったんです。ただ結果的に、いまはほぼフルコミットの状態になりました。
求人に応募してくださった方の書類は自分がすべて見ていますし、面接も多いときには1日5件くらいすることもあります。あとは事業の戦略作りにも関わっていたり、最近はXPグループの1社として人材紹介の会社を立ち上げて、その会社の代表にもなりました(笑)
━━その心境の変化は、何がきっかけだったんですか?
内藤:「XPに関わることで広がる責任範囲」ですね。たとえば事業の立ち上げを進めるなかで、これからXPが「世の中」に対して持つであろう責任感の大きさにものすごく可能性を感じています。あとはXPに入ってきてくれた「仲間」ですね。
先日、経営合宿を実施したのですが、社員だけでなく業務委託やインターン、内定者の方たちにも来てもらったんです。そしたら全部で20人くらいになっていて、採用したのは自分にも関わらず「3ヶ月でこんなに増えていたんだ」と驚きました(笑)
━━独立して感じた「責任範囲の拡大」が、XPにコミットすることで加速したんですね。
内藤:採用した仲間とは「こういった世の中を一緒に作っていきましょう!」や「あなたの市場価値を倍にします」という約束をしています。仕事を通じて様々な方と出会ってきましたが、今でも感謝や尊敬の念を心の底から持てている方は「市場価値という資産を大きくしてくれた思い出」と紐づいており、自分もそうなっていきたいなという憧れと覚悟があります。
だから自分にはそれを実現する組織やカルチャー、人事制度を作っていく責任があるんです。それで結果的に「もっとやらなくちゃ!」の熱量が高まり続けている感覚ですね。
━━これまでの話を伺っていると、内藤さんの役職は現在の「CCO」より「CHRO(最高人事責任者)」が近いのかなと思ったんですが、CCOにされた理由はあるんですか?
内藤:理由は2つあって、1つ目はいまの自分に「CHRO」を名乗る資格はないと思っているからです。HRの領域を管掌しているからと言って、CXOを名乗る以上は「株式価値の最大化」に貢献しなければいけません。
グローバルに事業展開をしていくXPでCHROを名乗るのであれば、非連続人材の採用だけでなく、外国籍の人の採用経験や海外のさまざまなカルチャーを踏まえた人事制度の設計が求められます。少なくとも現時点で自分にその知見はないので、無責任にCHROは名乗れないなと思っていて。
━━それくらい強い責任感を持ってやられているんですね。
内藤:一方でCCOとして「カルチャー」を作っていくことはできます。CCOにとって一番大事なことは「社長の想いを言語化して、社内外に浸透させていけるか」であり、結果的に「事業で勝つための組織づくり」をすることです。これは自分のこれまでの経験をもとに、実現できるなと思っています。
━━まさに「エフィカシー」ですね。
内藤:そして2つ目の理由が、FiNCのCCOだった自分の恩師に少しでも近づきたいからですね。その方もいまは別の会社で働いているんですけど、自分がまだ何の結果も残せていないので合わせる顔がなくて・・・。CCOとしてXPを圧倒的に成長させたうえで、胸を張って恩師に連絡したいですね。
━━では最後に、本企画のメインテーマである内藤さんの「自らが達成できると信じるゴール」を教えてください。
内藤:「全員が瞬間最大風速を記録し続けられる組織」を作ることです。そのために必要な要素が「エフィカシー」や「人事制度」だと思っています。逆に言えばこの目的以外の要素はすべて手段なので、たとえば「雇用形態」「服装」「髪色」「働く場所」といったものもXPでは気にしないです。正社員でも業務委託でも、リモートワークでも、それがその人にとっての瞬間最大風速に寄与するのであればお任せします。
もちろん、自由と責任と権限は三位一体なので、そもそも瞬間最大風速を記録したいと本気で思っている方しか採用はしません。スピード感を持った選考ができるようにフローは設計しておりますが、直近3ヶ月のデータを振り返ると、毎月250名程度の応募者数に対して内定率は1.2%程度です。
━━組織運営の目的を「全員が瞬間最大風速を記録し続けられる」の一点に集中するということですね。
内藤:XPはコンサルティングのなかでも、士業の専門的知見を活かしたM&Aコンサルティングを強みのひとつにしているのですが、金融やコンサルティング業界はこれまでの慣習がまだ色濃く残っていて。「正社員しか受け入れない」や「毎朝9時にスーツを着てオフィスへ出社」といった会社も、少なくないんです。
━━そうなんですね。
内藤:そういった慣習は、XPが掲げるValueの1つである「Essential(本質的である)」にも反するんですよね。でも逆にそこがXPのような、現代に適切なカルチャーを持つ、コンサルティング会社の勝てるポイントでもあるなと思っていて。コンサルティング事業は労働集約型のビジネスなので、最後は「組織」の力が強いところが勝てると考えています。だからこそ、自分が人事領域で培ってきた約10年の知見のすべてをXPに注ぎ込んでいます。
━━今後がすごく楽しみです!
内藤:「FiNCでIPOに貢献できなかった悔しさ」が今も頭にこびりついて離れないので、XPがIPOできればそれを成仏できるんじゃないかなと思っています。ただあくまでも通過点なので、究極的にはその先にある「専門的知見によって、失われた30年からの自由と新しい時代の実感を手に入れる」というパーパスの実現に向けて、これからも邁進します。