株式会社パンダビジョンの佐野と申します。
「マネーの虎」のことが最近また気になりまして記事にまとめてみました。

テレビ黄金期の伝説のリアリティ番組

「￥マネーの虎（以下、マネーの虎）」は、2001年10月から2004年3月まで日本テレビ系列で放送されていたリアリティ番組（一般人が登場するドキュメンタリーテイストの番組）です。
放送当時、個性的な社長（虎）たちの言動や、一風変わった志願者たちの立ち振る舞いがとても話題になりました。当初は深夜枠でしたが、ゴールデンにも進出した伝説の番組と言えるでしょう。
司会は吉田栄作さん。織田裕二さんらと共に、平成初期のトレンディドラマを席巻したハンサム俳優さんです。
そして、虎たち（お金を出す社長さんたち）はこんなメンバーでした。

加藤和也
芸能事務所及び版権管理などを行う株式会社ひばりプロダクション代表取締役社長｡美空ひばりの長男。

川原ひろし
ラーメン店の経営を行う株式会社なんでんかんでん代表取締役社長｡

小林敬
創作料理店の経営を行っていた株式会社小林事務所代表取締役｡ 2003年12月放送分以降出演無し。

高橋がなり
アダルトビデオメーカーのソフト・オン・デマンド株式会社代表取締役｡

堀之内九一郎
リサイクル事業を行っていた株式会社生活創庫代表取締役社長｡

安田久
エンターテイメントレストランの経営を行っていた株式会社エイチ・ワイ・ジャパン代表取締役社長｡

吉川幸枝
名古屋市で飲食店を経営する株式会社よし川代表取締役社長。

南原竜樹
自動車の輸入販売を行うオートトレーディングルフトジャパン株式会社代表取締役社長。

ーーーーーWikipediaより引用

「マネーの虎」が密かなブームになっている

マネーの虎の社長さんたちは、テレビ上で志願者たちに激しいダメ出しをしたり、拙いプレゼンに怒って帰ったり、社長さん同士で議論を始めて口論になりかけたり、言動一つ一つが個性的で視聴者を魅了しました。
当時、流行した「ガチンコ」などと同じ、ドキュメンタリーバラエティという形式でした。ヤラセなのか演出なのか本気なのかが「2ちゃんねる」などの匿名掲示板で盛り上がっていた記憶があります。
マネーの虎の社長さんたちは、当時はとても威勢がよく儲かっているような印象でしたが、その多くが会社を倒産させてしまったり、苦労されている方も多いようです。

一方、虎たちにボロカスにこき下ろされた挑戦者の中には、その後自力で成功を掴んだ人も少なくありません。
人生何が起きるかわかりません。現代のスタートアップにも当てはまることも多いと思います。

最近、マネーの虎をリスペクト（オマージュ？）したYouTubeチャンネルもできてきました。

令和の虎CHANNEL

チャンネル登録者数 68.8万人
マネーの虎のレジェンド達が降臨　神回ヤバイすぎる！現在　和妻を広めるべく男が挑む！【上口 龍生1/2】[84人目]令和の虎
みなさんお元気そうです！
そして、パロディ動画もYouTubeで人気となっています。

なだぎちゃんねる
チャンネル登録者数 9.18万人
【なだぎ＆ザコシのコント】お金の虎　なだぎちゃんねる版
ザコシショウさんとなだぎ武さんのコラボ動画ですが、「マネーの虎」愛が溢れたパロディでお笑いとして最高に面白いと思います。

平成から令和にかけて、日本の経済はずっと停滞し、ビジネスモデルも日進月歩で変わっていく中、マネーの虎に出演した社長さん（虎）も志願者の方たちも色々な苦労や、成功が垣間見れて面白いです。お金の前では、人間は時に「裸」になるしかない瞬間があります。そんな赤裸々な瞬間を切り取ったという意味で「マネーの虎」は奇跡のような番組だと感じます。今のコンプライアンスが厳しくなった地上波テレビでは、絶対放送することは無理だと思います。
YouTubeでマネーの虎をリスペクトした番組が出てそれなりの人気が出るのも、「マネーの虎」が元祖の番組としてのパッケージがいかに優れていたを証明しています。そういえば、朝倉未来さんの「Breaking Down」も「ガチンコ・ファイトクラブ」をかなり似た作りになってます（笑）。
僕は、今起業家の端くれとしてベンチャーキャピタルや銀行に自社の事業をプレゼンする機会が多くあります。そんな時、「マネーの虎」の過去の動画を見て、イメージトレーニングしています。こんな奇跡の番組をリアルタイムで見れていた僕は幸せだったのかもしれません。

「ノーマネーでフィニッシュ」しないように頑張ります！

結論：謙虚になれよ！（自分に向けて）
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