Published 11 Oct 2022

Search as a Serviceの「Meilisearch」が、1500万ドルの資金調達を実施

Search as a Serviceの「Meilisearch」が、1500万ドルの資金調達を実施

2022年10月11日、オープンソースの検索エンジンプロジェクトを運営する「Meilisearch」がシリーズAラウンドにて1500万ドルの資金調達を実施したことを発表した。このラウンドはFelicisがリードし、CRV、LocalGlobe、ESOP、Mango Capital、Seedcamp、Vercel CEOのGuillermo Rauchなどが参加した。

調達した資金は、同社がオープンソースプロジェクトとして運営するMeilisearchのインスタンスのフルマネージドサービスである「Meilisearch Cloud」の開発や、エンタープライズ向けのマーケティングとセールスチームの拡大に使われるとのことである。Meilisearchのエンタープライズ対応は、2023年の初めまでにリリース予定である。

Meilisearchの創業者である3人は、検索エンジンの維持・調整が難しくコストがかかるため、大規模な技術リソースを持つ企業のみが可能だったことを背景として、2020年に検索API「Meilisearch」をリリースした。GitHubでオープンソースプロジェクトとして公開され、現在は1000万ダウンロードを超えるまでに成長し、最も人気のあるオープンソースの検索プロジェクトの1つとなった。

CEOのQuentin de Quelenによると、Meilisearchは、Elasticsearchやその他の検索エンジンのフレームワークとは異なり、eコマースの発見といった狭い用途だけでなく、幅広い領域のフロントエンドアプリケーション向けに設計されているとのことである。自然言語処理を活用することで、開発者が作成したアプリやサービス、ウェブサイト上でユーザーが行うクエリをよりよく理解することが可能とのことである。