Published 14 Mar 2025

【ピースワンコジャパンの採用に関する】実際にどんな仕事をしているのか?

【ピースワンコジャパンの採用に関する】実際にどんな仕事をしているのか?

多様な社会課題の解決に取り組む「ピースウィンズ・ジャパン」の中で、犬の殺処分問題に焦点を当て活動しているのが「ピースワンコ・ジャパン」です。

2011年度に犬猫の殺処分数が全国で最も多かった広島県において、2012年から保護犬の受け入れを開始。地域の団体と連携しながら活動を続け、2016年には「広島県内の殺処分ゼロ」を達成しました。その後も記録を更新し続け、さらなる取り組みの拡大を図っています。

今回は、ピースワンコジャパンで実際にどうのようにスタッフが働いているのか紹介したいと思います。


【専門知識を身につけ、保護犬と里親をつなぐ役割】

シェルターでは、かつて野犬として生きてきた犬たちが多く暮らしています。彼らは人に慣れていないだけでなく、ケガや病気を抱えていることも少なくありません。そうした犬たちが、新しい家庭で幸せな生活を送れるよう支援するのが、私たち飼育スタッフの役目です。心と体のケアを行いながら、譲渡会やSNSを活用して情報発信にも力を入れています。


私が特にやりがいを感じているのは、健康状態に問題を抱える犬たちの治療やケアです。学生時代には酪農大学で牛の分娩や飼料づくりについて学びましたが、犬の医療についての知識はほとんどありませんでした。しかし、シェルター専属の獣医師の指導のもと、投薬や注射などの動物医療を実践的に学ぶ機会が豊富にあります。動物看護師と同等の専門知識を身につけながら、犬たちの健康と未来を支えることに大きな喜びを感じています。


【個性を尊重し成長、地元で保護犬施設を開設したい】

保護犬の中には、人との接触やリードを嫌がる犬も多く、散歩に連れ出すだけでも工夫が必要です。一頭一頭の性格を理解し、寄り添う姿勢が求められるこの仕事ですが、それこそが大きな魅力でもあります。最初は警戒心が強く、人に馴染めなかった犬が、継続的なケアやトレーニングによって次第に元気を取り戻していく。そして、安心して譲渡会に出せるまで成長した時の達成感は格別です。引き渡しの際には里親の方々と密に連携し、犬たちが新しい家庭で幸せに暮らせるようサポートしています。


私の将来の目標は、地元・九州に保護犬施設を開設すること。「挑戦したい」と思ったことに積極的にチャレンジできるこの環境で、多くを学びながら成長を続け、動物と人が共生できる社会の実現に貢献していきたいと考えています。