Published 17 Oct 2022

プライベートなコミュニティとパブリックなコミュニティ - 現実世界と同様に使い分けが必要

プライベートなコミュニティとパブリックなコミュニティ - 現実世界と同様に使い分けが必要

※ このストーリーは、WebPassのWebサイトの記事からの再掲載です。


SNSはそれ自体が巨大なコミュニティ

SNSは、サービス1つが丸ごと巨大なコミュニティです。

さらに、そのSNSにはプライベートとパブリックの相反する要素が混在しています。

SNSをプライベートなコミュニティとして使おうにも、「フォロワー」という大きな括りでコミュニティが形成され、カテゴリやジャンルでコミュニティを分けることが出来ません。

そのため、ビジネスというパブリックな要素をSNSに持ち込む人がフォロワーの中にいたら、たちまちコミュニティにパブリックな要素が入り込みます。

「フォロワー」という括りが大雑把すぎるため、実はよく知らない人、つまり「別に親しくない人」もコミュニティに入り込んでしまいます。

つまりSNSは、実質的にプライベートなコミュニティにはなっていないのですね。


SNSはプライベートなコミュニティにするべき

元々SNSは、プライベートなコミュニティを形成するものとして考案されました。

パブリックなWebPass、プライベートなSNS」でも書いたように、SNSはプライベートなネットワークとして、パブリックなWebとは分離すべきです。

SNSの利点は、前述したカテゴリやジャンル分けといった面倒なことをせずとも、簡単にコミュニケーショが取れることです。

「フォロワー」という大雑把な括りでコミュニティが形成できるのも、SNSの利点を最大限に活かすためです。

ですが、SNSにビジネスというパブリックな要素を持ち込むことが出来るために、コミュニティがプライベートなものではなくなってしまっています。

SNSからパブリックな要素を排除して、本来のプライベートなコミュニティにしてこそ、ユーザーが安心できる空間が作れます。


パブリックなWebにパブリックなコミュニティを作る

SNSを完全にプライベートなコミュニティにすると、仕事仲間や同業の人達が集まるようなパブリックなコミュニティが必要になります。

パブリックなコミュニティは、ビジネスを円滑にし、機会を増やす役割があるのは、現実のビジネスを考えると分かると思います。

パブリックなコミュニティは、当然パブリックなWebに作るのが自然です。

ただ残念ながら、現状のパブリックWebには、SNSのように円滑なコミュニケーションを取る仕組みがありません。

SNSが円滑なコミュニケーションを可能にしているのは、ユーザーがSNSに作るアカウントです。

アカウントがあるからこそ、投稿者やコメント者、フォロワーといったユーザーの識別が可能になり、それによって円滑なコミュニケーションが出来るのです。

パブリックなWebでも、サービスに関係なく投稿者やコメント者、フォロワーといったユーザーを識別することが出来れば、SNSのような円滑なコミュニケーションが可能になります。

そして、それを可能にするのが「WebPass」です。

「WebPass」を普及させることで、SNSという巨大なプラットフォームに頼ることのないコミュニティを作ることが出来るようになります。


誰でも好きな場所に好きなコミュニティを作れる

「WebPass」がパブリックなコミュニティにとって重要である理由は、誰でも好きな場所に、好きなツールで、好きなジャンルやカテゴリの自由なコミュニティを簡単に作れることです。

SNSは巨大なコミュニティプラットフォームであり、プラットフォームが巨大な権力を持ちます。

また、SNS間でのコミュニケーションは基本的に不可能です。

しかし、「WebPass」に対応したコミュニティは、誰でも作ることが出来るため、Web上のいたるところに、運営者が異なるたくさんのコミュニティを実現できます。

しかもコミュニティ間のコミュニケーションも可能であり、コミュニケーション自体の中心は「個人」となるため、プラットフォーム依存が解消されます。

コミュニティは完全にオープンであるため、様々なコミュニティに自分の作品を投稿し、それが自分のものであることも保証されます。

それは、自らのビジネスを拡大し、チャンスを最大化することを可能にすることを意味します。


今までパブリックなコミュニティが実現できなかった理由

パブリックなコミュニティが、仕事仲間や同業の人達との円滑なコミュニケーションを実現し、かつ、ビジネスのチャンスを拡大する素晴らしものであるにも関わらず、これまで実現せず、SNSに頼っていた理由はなにか。

それは、パブリックなWeb上で共通に使えるユーザーIDが存在しなかったからです。

また、不都合はあるものの、SNSで代用できていたことも大きな原因です。

ですが、「WebPass」は、この問題を解決します。

「WebPass ID」はパブリックなWeb上で共通に使えるユーザーIDであり、パブリックなコミュニティを実現します。

これにより、プライベートなコミュニティとしてのSNSと、パブリックなコミュニティを完全に分離することが可能になるのです。


事業計画についてはピッチデック資料を御覧ください。


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この記事は、WebPassのWebサイトの「開発者の想い」のコーナーに掲載した「プライベートなコミュニティとパブリックなコミュニティ」の再掲載です。

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